ゲーム概要
次々と際限なく現れる、自らを「魔神」と名乗る猫型神(?)を「タマちゃん」と呼ばれる魔法生物によって殺していくと言ったもの。名前からして物騒であるが、魔神はどういう訳か自らが殺されることを望んでいる。
元はLINEの煽り用スタンプであったが、人気が出たためにゲーム化したらしい。ゲーム内でも魔神一体一体がイラッと来るようなポーズをとっている。
もう一つの特徴は「洗脳システム」。ゲームをインストールする際も「絶対入れないで!」や、ゲーム中も魔神が度々「さっさと消してしまえ」とひねくれた態度で言ってくるなど、何だか…どこかで聞いたことのあるような…?
…さらに魔神がプレイヤーに向かって話しかける形式のストーリーなど、ゲームの常識をことごとくぶち壊している。最初は戸惑うかもしれないが、徐々に慣れてくるだろう。
ゲームシステム
無印
画面内をスワイプもしくはタップし、「タマちゃん」を魔神に向けてぶつける。「タマちゃん」は自動的に魔神に向かい飛んでいく。また時々降ってくるコインをため、攻撃力やコイン単価や後述の「フィーバータイム」の時間を強化することも出来る。稀にあんなものやこんなものを模した「アーティファクト」と呼ばれる強化アイテムも降ってくるが、これを取ることで攻撃力を大幅に上げることができる。
また一定条件でしばらくの間タマちゃんとコインが大量に降ってくる「フィーバータイム」を発動することが出来る。
魔神のHPを0にすると魔神を一体殺す(倒す)事に成功したことになり、コインを大量に獲得できる。これを元手にさらに強くなることが出来るのだ。
3
ボク殺3では「タマちゃん」の上位種として「クリティカルタマちゃん」が登場。アーティファクトはではルビーを貯めて引くガチャによって出てくるアイテムとなっている。コインの用途は攻撃力の強化と各種便利なスキル(攻撃力を一定期間アップするなど)の取得、レベル上げに変わった。フィーバータイムも「タマフィーバー」というスキルの一つになった。
また、3ではギリシャ神話、エジプト神話、北欧神話、クトゥルフ神話などに出てくる神が下僕として登場しており、一緒に魔神を殺すことができる。
時空再起動の力により段々と下僕の攻撃力がプレイヤー側の攻撃の威力を上回るようになり、頼もしい存在となる。
2021年以降では共通して色付きの豪華な装飾、そして一線を画す強さを誇る下僕が登場するようになり、真のつくガチャのみでの排出であることからファンからは「真下僕」と呼ばれている。
入手、そして育成は非常に困難だが、使いこなせばストーリー攻略が一気に進むだろう。
ストーリー
無印
奴(創造神)の洗脳によりアプリをインストールした「協力者」であるプレイヤーは、突如閉鎖空間に閉じ込められた魔神から「ボクを殺して欲しい」と告げられる。そしてプレイヤーは言われるままに魔神を殺し続けていくことになる…
3
★第1部(1~3000)
無印より後の話となる。
序盤は新機能の解説が中心だが、ある程度進むと無印と3の間の出来事が明かされる。
しかし、無印にも登場した創造神の手下「トロイ」の妨害が始まろうとしていた。
★第2部(3001~4000)
無事トロイを全滅させ、閉鎖空間内に平和が戻ったように見えた。
しかし、魔神の性格が何らかの影響で変わってしまう。
そして度々姿を現す謎の存在「ムジャキ」。
謎が謎を呼ぶ展開。原因はいったい…?
★第3部(4001~5000)
第2部の騒動が解決し、創造神に復讐する為の「計画」を再開しようとする魔神。
しかし、閉鎖空間内に新たなる異変が…?
★第4部(5001~)
第3部で起きたことはひとまず収束。
そして改めて魔神は本気で創造神を殺すと宣言。
そのために新たな計画を進める。その計画とは…?
キャラクター
猫型の魔神である、同位体が何体もいる。ボク殺3では更に増殖し何千体もいる。
一人称は「ボク」。何故か自分を殺させることに執着している。好物は卵かけご飯(TKG)。好きな生き物はクリオネ。厨二臭く回りくどい話し方をしてくる上、「ククク…」とたびたび付けてくる。「破壊」することが得意らしいが…?また、途中からろれつが回らない、言葉が途切れ途切れになるなど異変も感じさせるが…
魔神曰く「ボクと違って可愛いだろ?」とのこと。無印と3では性格が大きく異なるが、共に登場タイミングが遅いことからキャラを分かっていないプレイヤーが多く出ている。
性格が異なる点はストーリー上での言及は無いが、ある隠し要素にて原因の一端が示される。
どういったキャラクターかは自らの目で見た方がいいだろう…
3では下僕としても登場し、高い性能を持つ。
だが、月末に開催される魔神祭ガチャのみでしか引くことはできない他、他の下僕よりも育成難易度が高め。
また、特定の月の月末には魔神祭ガチャとは異なる季節もののガチャが存在し、そこではその季節に即したコスプレをしたムジャキの別個体が登場する。
タマちゃん
ボク殺における閉鎖空間内に登場する魔法生物。どんな風にタップしても必ず正確に魔神めがけて飛んでいく。(Twitterの魔神いわく)羽が触れるだけで破裂してしまう。魔神は他のどの武器でも傷ひとつつかないがタマちゃんに含まれる成分にだけはアレルギーを持っており、この成分を一定量浴びると爆発して死んでしまう。大量にいるものの魔神によれば「増殖はしない」そうである。赤くて殺傷能力の高い「クリティカルタマちゃん」や、幼体の「ベビータマちゃん」(アーティファクト扱い)などの亜種がいる。今のところしゃべったり動いたりなどと意思表示することはなく、魔神を殺すための「道具」という、ただそのためだけの生物である。ちなみに下僕もよく見るとこのタマちゃんを撃ちだしている。
創造神
魔神の宿敵。
その肩書からは想像できないが、洗脳、脅迫、使えない部下は即切り捨てるなどやっていることは完全に悪役そのものである。
無印では存在が言及されるのみで登場することは無いが、3では重要な局面でプレイヤーの前に現れる。
素顔は誰も知らないが、魔神によると「タマちゃんのようなつぶらな瞳」をしているとか。
魔神もそのような瞳をしているのだが...?
トロイ
創造神の手下。
人物や道具に寄生し、洗脳することのできる能力を持つ。
寄生された存在は体内から目が出現するようになり、自我を失っていく。
その他にも、魔神の「計画」を頓挫させる為にプレイヤーに魔神を殺すのを止めさせようとしたり、アプリの消去を促すなど狡猾な一面も見られる。
無印ではストーリーのとある場面から登場し、大ボスの役目を担う。
3では1000体以上の同位体に寄生し、計画の妨害を企む。
また、一部の下僕やアーティファクトにも寄生するが、それらはプレイヤー側が使用可能である。
元ネタは恐らくトロイの木馬。無害を装い敵に脅威を与える存在としては適切なネーミングだろう。感染能力も、ウイルスの名称でもあることから関連付けられた設定と思われる。
3で登場する創造神の手下。黒いフードを纏っている。
初登場時点で魔神を秒で殺せる力を持っているが…
その後も魔神への干渉を行うが、敵か味方か怪しい行動を取ってくる。
そして、その正体は第4900の魔神撃破後に明かされる。
Twitterの魔神
魔神は公式アカウントとしてTwitterをやっており、絵を描いて見せたり、話しかけたりすると返してくれるなどの対応を見せてくれる。また、ボク殺3での下僕やアーティファクトのレビューを元に説明文を変えていたり、要望に応えてくれたりと、何かと優しい。
ただし魔神との会話などの機能は2018年以降はボク殺3のアプリ内にある魔神質問箱に移行しつつある。
LINEの魔神
魔神はLINEもやっており、一定の単語を話しかけると答えてくれる。
ところでボク殺2は?
「君の目的はボクを殺すこと」には、無印と3はあるものの2が無い。その理由はネタバレになってしまうため、3にて自分の目で見た方が良いだろう。理由が知りたいなら魔神を1100体殺す必要があるが…
別名・表記ゆれ
ボク殺(筆者が見た限りプレイヤーの間では僕殺や君ボク、果ては「撲殺」と書いてあった事例もある)
関連タグ
八頭身モナー・・・見た目が似ている
トリニティセブン、忍たま乱太郎・・・類似したシステムのアプリが開発、リリースされた。(このうちトリニティセブンは2023年6月サービス終了)
ふんどしパレード株式会社・・・運営元