概要
「魚氷に上り耀よひて」とはReflec Beatに収録されている曲である。作曲・歌唱はあさき。
なお、「魚氷に上る」とは、
凍っていた湖の氷が、暖かくなって割れ、そこから魚が跳ね上がる様子を述べた、初春の季語である。
曲のほうはあさき節全開の、歌詞が聞き取りにくいV系っぽいサウンド(本人曰く「京都メタル」)となっている。
HARD譜面はLO絡みの配置やトリルがいやらしく、クリア・スコア難易度ともにLv9上位か。
しかし、この曲の最大の特徴は何と言ってもそのジャケット。
人間の顔らしきものが描かれているが、どのパーツも禍々しいまでにいびつな形をしており、
眼窩には眼球がなく、おまけに肌色は真っ白。
インパクトの強いジャケットが多いReflec Beatの中でも、精神的ブラクラを催すという意味ではその破壊力はダントツ。
THE FALLENやDEADLOCK、Survival Gamesすら霞んでしまうほどのジャケットバイバイっぷりである。
その後さらにインパクトを兼ね備えた「HAERETICUS」が登場するが、
このジャケットの影響か、反響はあまりなかった。(それでも怖いことには変わりないが)。
そもそも、あさき氏の楽曲が関わるもの(「ツミナガラ…と彼女は謂ふ」のムービー、「天庭」の担当キャラ等)にはこうした恐怖系が多く、
古くから彼の楽曲になじんでいるプレーヤーにとっては
「なんだ、いつものあさきか」と思うだけで済むかもしれない。
しかしjubeatやReflec Beatから音ゲーに新規参入した免疫のないプレーヤーには、
事前の下調べもせずにこの曲を解禁してしまった場合、突然映し出されたおぞましい画像を見て筐体から逃げ出したくなった方も多いことだろう。
なおジャケットのインパクトに薄れがちだが歌詞もジャケットに負けないぐらいの絶望感のある憂鬱な歌詞となっており、ロング版では歌詞カードが歌詞の足りない部分を補足した物語のような形式となっている上に歌詞カードに含まれていない箇所も存在するため完全な歌詞を把握できなかったりする。
「もし本当にかえることができるなら、やってみろよ。」
千は百になり
百は十になり
十は一になり
一が積り千となる
是まさに 堂々巡り
深くて 暗い 泥の海の おはなし
「信じたもの先には何もなく、振り返っても何もない。」
「それでも泳いで、泳いで、泳いで。ここが地獄だ。」
「助けてくれ。」
ジャケットの評判
しかし良くも悪くもこの曲がジャケットと共に話題を呼び、一部ではアイコン化を希望する者や「魚氷ちゃん」との愛称で扱われるなど今ではリフレクを代表するジャケットとして人気となった。
・・・そして解禁されて約半年。とうとう人気に応え
2012年7月26日にこの曲のアイコンが使えるようになってしまった。
しかし、coletteが稼働すると同時に、Limelightで集めたアイコンが全て消滅。
事実集め直しとなってしまったが、それでもこのアイコンを使用するプレーヤーは少なくない。
※アイコン解禁条件:「魚氷に上り耀よひて」を5回プレー(難易度不問)
ニコニコサンフラワーキッス
かつては「うおひにのぼり かがよいて」という読みだったが、
ラジオ番組『BEMANI Backstage 第35回』でのお便りコーナーにおいて
『Reflec Beatのあさきさんの楽曲の読み方がわかりません』
という質問があり、あさき氏をはじめとした中で議論が交わされる。
結論として、読み方そのものが難しいという理由で
「ニコニコサンフラワーキッス」に変更された。
余計に読めない。
…もっとも、楽曲ソートの並びではな行ではなくあ行に未だに配置されているあたりその場限りの冗談である可能性が高いのだが、あんまりな読み方がプレーヤー間に定着してしまいこの記事も含めて「この楽曲の読み方は?」という答えには上記で答えるのが半ばテンプレと化してしまっている。
魚 氷
北九州市のテーマパーク「スペースワールド」のアトラクション「5000匹の魚を氷漬けにしたスケートリンク」に非難が集まったことで中止となった騒動で、何も知らない人が「魚 氷」や「氷 魚」で調べた結果、この楽曲のジャケットが出てビックリするという二次災害が発生した。
楽曲難易度
アーティスト | あさき | |||
---|---|---|---|---|
BPM | 106 | |||
難易度 | BASIC | MEDIUM | HARD | ジャケ |
4 | 6 | 9 | 10+ |
関連タグ
問題のジャケット(閲覧注意)
注意:心臓の弱い方は閲覧をお控えください
以下にもこの画像があるよ。