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鳴谷慧

なるたにけい

『ガーリー・エアフォース』に登場するキャラクター。本作の主人公。

声:逢坂良太

概要編集

幼馴染の宋明華と共に中国に住んでいた高校生。

ザイによって制圧された中国から船団で逃れる最中に巻き込まれた戦闘で、グリペンと運命的な出会いを果たす。

その後は明華と共に小松市にある祖父母の家に身を寄せるが、ある日偶然にもトレーラーにて輸送中のグリペンを発見、追いかけて航空自衛隊小松基地周辺を探索していたところ自衛官に連行され、そこでグリペンと再会。自分が側にいるとグリペンが安定すると判明した事で、住処と家族を奪ったザイを倒すべく彼女と共に空の戦いに身を投じる。

慧の存在でグリペンが安定する理由は脳波が同調しているという点以外は不明で、過去に関わりがあったのではとも疑われていたが、本人には心当たりが全くない。


実直な性格で、作中では「単純馬鹿」「裏表がなくわかりやすい」と評されている。一方で明華からは「危なっかしくて無茶ばかりする」と評されており保護者ぶる理由になっているが、当の本人はいつまでもガキ扱いされたくないと意固地になって彼女と口喧嘩してしまう事も多い。

元海上保安庁所属のエアロバティックスパイロットであった母親(本編開始の時点でザイの攻撃に巻き込まれて死亡している)の影響で、7歳の時には既に操縦桿を握っている。その後もパイロットを目指して勉強していたため、航空機やパイロットに関する知識はそれなりに豊富。年齢に反して操縦能力も高く、グリペンのフライトシミュレータでは、居合わせた自衛隊員が感心するほどの操縦技術を見せ、やがてグリペンの操縦を担当するようにもなる。














































































※以下ネタバレ注意














7巻では、10年後の2027年に航空自衛隊の戦闘機パイロットとなった別の時間軸の慧が登場し、グリペンとの本当の馴れ初めが描かれた。

この時は諸々の事情で母方の性である「蛍橋」を名乗っていた。

また、過酷なザイとの戦いの影響で性格も荒んでおり、ザイを倒したい余り独断専行や命令違反が多く度々懲罰を受けていた問題児となっていたが、バディを組む事になったグリペンとの出会いによって少しずつ本来の実直な心を取り戻していった。

しかしグリペンと結ばれたのも空しく、彼女は時間遡行プログラムを発動するために1000年の時間の檻にザイもろとも閉じ込められる身となってしまう。

以降、慧は時間を巻き戻されて何度もグリペンと出会っては共に戦い、最後は不本意ながら彼女をザイもろとも過去に送り出すというループを繰り返していた。

本編の慧が年齢に反した操縦センスを持っていたのも、何度もループを繰り返した影響で知らず経験を蓄積していったためと思われる


ある出来事がきっかけでこのループの記憶を取り戻した慧は、グリペンをループから解放するか彼女を犠牲に世界を救うかで葛藤を繰り返すが…

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