「人は心が弱くなると正しい判断ができないときもある」
「坊ちゃん、私にあげたいものではなく、私が欲しいものをください」
プロフィール
氏名 | 복아(Boga) |
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中国版 | 福儿 |
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誕生日 | 3月15日 |
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年齢 | 21歳 |
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身長 | 176㎝ |
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身分 | 奴婢 |
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声優 | 강수진(ドラマCD) |
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概要
「街談巷説」の主人公の1人。名前の由来はボクナムの息子。2日間、村の不思議な岩に祈願していたところ、突如ある白髪の裸男が登場して慌てふためく。
人物
髪を下で結んだ黒髪の青年。品行方正で優しい性格。元々は仕えていた家から逃げ出した奴婢で、仕打ちとして木に逆さ吊りにされていた。そこを通りかかったミョンヨンの父が解放し、彼の家族と共に暮らしていくこととなる。過去は教養もなく荒れていたが、ミョンヨンに出会い現在の姿に変わった。
能力
過酷な環境で育ったうえに、ミョンヨンと日々修練を積んできた。壮士の基準からすると戦闘力は平凡。しかし、ミョンヨンが立派だと認めた回想があっただけでなく、本人もミョンヨンの代わりに科挙を受けようとしたことから見て、筆力は一般的な水準よりずっと上と考えられる。後に自分の確信を得て刻印を刻めたのもきっかけが足りなかったのであって、刻印を刻むための実力が足りなかったわけではなかった。
ただ、主人公一行の中でも特に強い部類ではない。
しかし、修復の「復」についてはかなりのレベル。四君子の冬竹の刻印を刻み、治癒が不可能だったハンソルの体も刻印を刻むようになってからは直しており、ハンソルの体が石の欠片一つしかない時も瞬時に元に戻したり、崩れる直前の地面も直して崩壊を防いだ。
その他
- 作者が公認したわけではないが、作中では「善意」とつながる描写が多く、人を助けたがる性格なので、ファンの間では善意を象徴するキャラクターとされている。
- 坊ちゃんに対する想いは格別で、ミョンヨンという人間そのものに対する憧れと愛情が強い。ミョンヨンはとても立派な人だと言ったりする一方、そんなミョンヨンのおかげで変化した今のボクアも同じく性格がいい。
- その人柄のおかげか、作中で出くわすほとんどの人物が、初めは何の疑いもなくボクアを両班の子息と誤解する。アムジュ、冬竹、ギルグ、イ•チョンの母、ジョンギとテハなど、シム•ヨンホを除いたすべての人物が、当たり前のようにボクアが両班の若様で、ハンソルを奴婢の壮士と捉えた。階級が存在する社会では各階級が共有する行動様式が存在し、服を着替えても、少し様子を見ればすぐにバレるものだが、ボクアはミョンヨンの教育のおかげで両班の階級にふさわしい品行を持つようになったといえる。ミョンヨンがボクアと別れる際、「絹の服がとてもよく似合う」と言ったのがこれを証明している。
- 芸術的なセンスはなく、歌も絵も壊滅的に下手。しかし、字は達筆。
- 髪のなびきを描きたくないので戦闘中も髪がほどけないようにしている。ボクアの髪をほどくキャラは次回で死ぬ。by作者
- 2次創作では主にミョンヨン、ハンソルとの組み合わせが多い。ミョンヨンは愛情と憧れがあり、ハンソルはいつも一緒にいる相棒のような類が多い。
台詞
7 | 言葉が種になるということわざがある。いつも言っていることが現実になった時に使う言葉だけど、それだけ人の口から出た言葉には特別な力があるってことだ。 |
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13 | どこに温室育ちがいるって? 俺は荊の中で育ったが。 |
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25 | 喧嘩もそれなり、字もそれなり、左手もそれなりに書けます。 |
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26 | 勉学がどうして役に立たないと言えますか。 おかげで、私がこうやって急所を正確に突くことが出来たのに。私はあなたが考えているような尊い人ではありません。それでもあなたが私の正体を誤解したのは、たんに私が絹の服を着ていたからではないでしょう。 |
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38 | 人をそんな一部だけ見て判断するんじゃない。常に立派な人なんかいない。 |
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43 | お前のせいじゃない。あの娘さんはいま心が弱ってああなってるんだよ。人は心が弱くなると正しい判断ができないときもある。 |
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52 | 私はこのように生まれて、狡猾で、しつこいですが、坊ちゃんは賢くて、根気があります。 坊ちゃんは文字を学んで出世できるでしょうが、私は文字を学んで何ができますか? |
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| 坊ちゃんは、科挙に及第して出世したら、すべてを努力で成し遂げたものだと思いながら生きてください。おそらく宮殿に入るとみんな似たような人ばかりだろうから、これからも永遠にその考えを持ち続けて! |
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| ところでこれは知ってますか? どうせ坊ちゃんは科挙の受験さえできません。坊ちゃんは、誰が見ても女性だし、もう背は伸びないはずだから。努力するのは良いことです。やらないよりは当然。でも私は努力の評価が、機会が、結果が、公平なのかと聞いているんです。 |
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| 最後までいってもないのに、最後を断言しないでください。 |
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70 | ハンソル! 俺は大丈夫だ! お前が俺を捕まえたから!!! |
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| 明瑩:星は小さく遠くにあるけれど、必ずそこに存在する。そしてそれは私たちに道を示すんだ。 |
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| 星は空にあり、私の足は地にあります。目の前は暗く、道はとても険しいです。 |
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| 明瑩:心配しないで、ボクア。私たちが学んだすべてがあなたの道を明らかにするから。 |
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| ハンソル!!! 俺がお前を!! 必ず宮殿へ連れて行ってやる!!! |
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| 人生における目的は一つだけではないが、一つの目的さえも他の多くの目的なしに成し遂げられるものではない。 |
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118 | 元々世の中には言ってもいい言葉より言ってはいけない言葉の方が多い。自分の手に負えないことは言ってはいけない。 |
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118 | えっと…うん…それは…。いや。知らなくても大丈夫。ある瞬間きっと分かる。俺も坊ちゃんの言葉をほとんど理解できなかったし、今も分からないことの方が多いけど、自然に理解できるようになる日が来るんだ。坊ちゃんの数多い立派な点の一つは理解できないほど博識で難しいことをたくさん仰ったのではなく、俺が自然に悟るようになる日が来るまで俺を信じて待ってくれたことだ。坊ちゃんは、たぶんその時から、何を伝えるかも重要だけど、どうやって伝えるかも重要だということを知っていたんだと思う。不思議だろ?坊ちゃんはとても長い時間を一人で過ごしてた。俺と初めて会った日、とても優しく迎えてくれた姿を思い出すよ。坊ちゃんを最後に見たその日まで。その姿に変わりはなかった。以前の俺は、すごく荒れてて、人を信じず、何も大切にしなかった。それでも坊ちゃんは、俺との毎日を、一度たりとも大切にしない日はなかった。 それはたぶん、坊ちゃんが誰とも会ったことがないから、恋しかったからかな、と考えてたら、ある日、ふと、思ったんだ。誰にも会ったことがないのに。坊ちゃんはどうやって人を信じることができたんだろう。坊ちゃんはどうやって人を大切にすることができたんだろう。坊ちゃんはどうやって… 一人で…。そんなに多くのことを、悟ることが出来たんだろう。俺はたぶん坊ちゃんのようにはなれない。坊ちゃんはとても特別な人だ。 |
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118 | え…?うーん…そうだな。それはちょっと違うけど…。坊ちゃんは、もちろん坊ちゃん自身、特別な人だけど、俺が坊ちゃんを探しに行く理由は、坊ちゃんが俺にとって特別な人だからだ。誰にでも時間は流れて、そのあいだ俺たちは色々なことができる。一人で小川沿いを歩いて行くことも、ご飯を食べることも。仕事をすることもできるし、人を喜ばせることも、悲しくすることもできる。でも、同じ時間でも誰かは人をがっかりさせるけど、坊ちゃんは今の俺が坊ちゃんのところに行くようにしただろ。坊ちゃんは俺との時間をそういうふうに使ったんだよ。坊ちゃんを心配し、応援し、危機に瀕した時に力になりたいように。 |
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118 | えっと、俺が坊ちゃんに同じ質問をしたなら、違うって言うと思うけど、俺には分からない。誰でも坊ちゃんのような人になれるとは思わない。でも、俺たち誰もが誰かにとっての特別な人になることはできる。その人との時間をどう使うかによってな。 |
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156 | 私は坊ちゃんが暗黙の約束をしたと思いました。その日。その瞬間に。私たちはお互いにすべてのことを知っているが、お互いにすべてのことを知らないふりをしながら生きることに。私は坊ちゃんが暗黙の約束を破ったと思いました。その日。その瞬間に。お互いに。幻想から現実に戻ることに。坊ちゃんが私から立ち去るものだと、私を限りない暗黒の中に捨てるものだと、坊ちゃんを恨んだが、実は私も知っているんです。坊ちゃんこそ誰よりも強い善意を持っていることを。私の心の中でも一番大切な場所に坊ちゃんのすべての瞬間が描かれた絹の布を隠しておきました。これ以上隠すことができず、満ちあふれるほど。坊ちゃんは私を不幸の中に取り残したのではなく、私のために一寸先も見えない闇の中へ歩いて行ったのだということを。 |
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165 | 最後の紙は漢陽にあって、その紙の文章を書ける人もいま漢陽にいる。俺はその人を探しに行くんだ。その人は俺が見た人間の中で最も利口で賢明で気性の優れた方だ。でも、どんなにすごい人だとしても、すべての仕事を一人で全部やり遂げることはできない。人間は誰しも弱い。ある部分が、ある瞬間が、きっと弱い。世の中に完璧な人はいない。ある瞬間には、ある部分には、必ず誰かが必要だ。君は俺たちのために歌を歌ってくれたじゃないか。それで十分だ。全部じゃなくて、必要な瞬間に、必要なだけあればいいから。最初の頃、俺はその人を救うために旅立ったけど、今は違う。これから俺はその人の信念を信じて、支えるために旅に出ようとしてる。その人が弱くなる瞬間に、その人の一部になるために。だから君もいつかは立ち上がって俺を探しに来てくれ。 その人を見つけたら、君を助けられるよう言っておくから。 |
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210 | 坊ちゃんが俺を助けに来なかったのは一つの意味しかない。それは、俺が坊ちゃんのところへ行くべきだってことだ。 |
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233 | 坊ちゃん、私にあげたいものではなく、私が欲しいものをください。 |
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234 | 信心も、希望も、善意も、私の中に存在すれば、世の中に存在するものだということを。すべては、自分自身で証明できるということを。 |
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関連リンク
ナムWiki(ボクア)