「人に対する評価というのは、そもそも、どんな瞬間に出くわすかによって変わってくるんじゃないでしょうか?」
プロフィール
氏名 | 홍화(Hong-Hwa) |
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中国版 | 红花 |
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誕生日 | 6月3日 |
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年齢 | 21歳 |
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身長 | 165㎝ |
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身分 | 良人 |
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声優 | 정미숙(ドラマCD) |
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※英語のスペルは正確なものとは限りません。
概要
薄オレンジ寄りなピンク髪をした緑眼の女性でかなりの美人。負傷したボクアとジョンギを家まで運び、手当してくれていた。目覚めた彼らと話しつつ都へ行っている婚約者を待ち続けていると話す。
能力
女性壮士は縁起が悪いとされ、幼い時に殺されたり、寺堂牌に売られるため、生きている女性壮士としては珍しい存在。寺堂の出だが、風流に見識のある秋菊さえ感嘆させるほどの筆力があるため、防御結界も解除でき寺堂牌から脱出することができた。
絶壁から落ちる途中、腕を石壁に突き刺して墜落を止めたり、垂直の壁に足を突き刺しながら歩いたり、数十メートルにもなる絶壁の間を飛び越えるなど、壮士ゆえに身体能力も異常。一般人よりずっと目がよく、視力だけでなく、壮士は五感すべてが一般人に比べて優れる。
同じ壮士であるアムジュとも対峙した結果、アムジュの四肢や肋骨を一方的に折るなど、壮士としての攻撃力だけを考えると彼女が優位にも見えたが、医術師でもあるアムジュには回復力で大きく劣る。
四君子の秋菊とも衝突したが全く相手にならない。蹴りは指1本で止められ、防御結界を解きあごを殴りつけても、小型の結界に塞がれて何の打撃も与えられなかった。最初から四君子の力は一般人をはるかに越えた水準であるため、当然ではある。
同じ壮士のアムジュは体化+医術など自身に特化した戦いができる一方、ホンファは読眼など相手の攻撃(結界)の無効化も可能。また、パワータイプでありながら頭も良く、観察力と分析力、そしてこれを通じた推理力が非常に優れている。
その他
- 婚約者のジョンギュと会う前は、寺堂組の所属だったが、この組織は女性壮士を収容する組織ということと、女性壮士の脱出を阻止するために結界を張って閉じこめているということ以外は出てこなかった。
- 作者曰く描きにくいキャラのうちの1人で、主人公組の中で唯一趣味があるキャラ。
- 主人公一行ではハンソルに次ぐ戦闘能力を持ち合わせる。壮士のため、大抵の武器は効かず、また、イ•チョンに結界に関する能力を学んでおり、本人が結界を解く能力もある程度持っているので、「壮士+結界師」の要素を同時に持つこともできる。
- 作者によると、ホンファは感情の象徴。正確には生きている感情の象徴であり、春梅は死んでしまった感情の象徴。そのため、主に感情が欠如した人々がホンファに会い、その中で感情が死んでしまった秋菊を除けば結局ホンファによって再び自分の感情を正しく見つめるようになった。その例として、自分の感情を判断できなかったイム•チュンボクは、102話で自殺しようとするイ•チョンの服の裾をひっぱり止めながら、「本当の自分の感情」と向き合ったため、次の最後のカットで紅花が出てくる場面を配置した。
- 生きる感情であるホンファは、基本的に自分の感情をしっかり把握していて、感情が鮮明であるがゆえに自身の望みをよく知っているため、その感情が素早い判断力と決断力、そして推進力の根幹になっている。にもかかわらず、ホンファがこれまで読眼を会得できなかったのは、むしろ自分の感情を知りすぎているからこその縛りが原因であった。
台詞
34 | 愛した恋人を裏切って一人ぼっちのお義母さんにこんなことを任せる人間が一体どんな大事を成せますか。親も恋人も、大切なものがない人間なのに、いったい誰のために大事を成せると言うんですか。 |
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| お義母さん、私はご存知のように道端の寺堂牌出身です。この世のあらゆる群像を見てきました。しかし、それだけ人を見る目も肥えました。お付き合いしているジョンギュさんは必ず私を迎えに来ます。私は自分の目を信じています。 |
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| 知ってます…分かってます。本当はもう春が終わり、花は散ってしまったことを。 |
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38 | 私は、その縁起の悪い女性壮士として生まれ、母に売り渡されたため寺党牌出身なのに、わざわざ芸を教えられても成長した壮士は寺党牌から簡単に逃げるから、寺党牌は必ず結界を張る人間を置き、こうして結界を張って壮士を閉じ込めるけれど、私はどうやって逃げたのか…? その詩を作ったのは私だ。 |
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60 | 人に対する評価というのは、そもそも、どんな瞬間に出くわすかによって変わってくるんじゃないでしょうか? |
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89 | 今日、どんな花が香りを持つのか、どんな花が美しいのかを知ったのは知識でしょう。それを知ろうとしたのは、最も美しい花を探す目的があったからです。 |
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| 本当にきれいで香り高い花をもらって嬉しかったです。でもそれはこの花が森で一番美しかったからではありません。どうして私に一番きれいで香しい花を折ってくれたんですか。 |
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90 | どうして私に一番美しい花を折ってくれたんですか? |
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| 私は寺堂牌時代、毎日結界に閉じ込められて過ごしていましたが、その場所からは永遠に出られないと信じてたんです。いつもそういう言葉を聞いてました。幼い頃は言うことをよく聞くのが善良だと思うでしょう。言うことを聞かずに他人に被害を与えたり不幸にさせたら罰を受けるって。でも、言うことをよく聞き、他人を不幸にさせなくても、どうして毎日不幸で辛いのかと、私はとても気になってました。 |
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| ところが、ある日、全国をさ迷い偶然、頭流山の峠を通り過ぎると、その場から足を離すことができませんでした。話で聞いただけのものとは比べ物にならないほど美しくて。刹那じゃなくて、ここの四季を全部見たくて。 |
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| そして悟ったんです。これまで私は他人の心に合わせた、他人の目的のための人生を生きてきたけど、一度も自らの心を覗き見ることができなかったということを。それが私を不幸にする罰を受けさせたということを。 |
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| きっかけは単純でしたが、感情は強烈でした。そして私は結界を解きました。何が私を束縛しているのかが分かって、私が何をほしいのかを知ったからです。 |
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| ジョンギ氏、さっき私が花を捨てて悲しかったですか?それは靴がぬかるみにはまった時ほど悲しかったですか。それとも近所の人が病気だった時ほど悲しかったですか。ある悲しみはおぼろげな悲しみで、ある悲しみは悽絶な悲しみです。ささやかな悲しみも、おぼろげな悲しみも、忘れかけている悲しみも、ふっと思い出して胸が痛くなる悲しみまで、同じ悲しみさえも、本当は全部ちがいます。 |
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| 本を読んで豊かな単語が分かるというのは、悲しみの果てから、喜びの果てまで。自分が持つあらゆる感情を一つ一つ分けるんです。正確にそれだけの感情を正確にそれだけの単語で掴み取って、自分の心を鮮明に把握するんです。 |
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| 私がどれだけ悲しいか、どれだけ嬉しいか。何が幸せで、何が不幸か。自分の心が自分の目的を決めるように。そして自分の心を正確に誰かへ伝えるように。 |
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| 同じ単語を知っていれば感情の意味を共有でき、同じ文章を理解できれば、感情の流れを共有できます。そして、それはお互いを完全に理解できるようにします。 |
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| ジョンギさんが私にとって。私がジョンギさんにとって、そんな人だったらと思います。これからの多くの苦難で互いを信頼し互いの励ましになるように。 |
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103 | 私は今すごく冷静だ。私は私の感情を正確に知ってる。だから私がどう行動すべきか知ってるんだよ。 |
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104 | 私は私にできることを知ってる。あんたにできないことを知ってるんだ。状況把握も、目的もはっきりしてる。そしてあんたが知らない残りのことも知ってる。 |
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154 | 怖い。私の目的は一人ではできないことかもしれないから。私は荒涼とした世の中で一人だった恐怖を知ってる。 |
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| 怖い。また人に頼ることになるかもしれない。私は大切な人を失う苦しみを知ってる。 |
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| 結局私は一人であることも一緒であることも全部怖いの。一人で立つことを恐れるから、誰かに頼ろうとしつつ、誰かを失うことも恐れている。結局、私は過ぎ去ったことや、迫ってこないことを恐れて、そればかりに視線が釘付けになったの。 |
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| だけど、今はわかる。野原を一人で走り去った勇気も、誰かを完全に信じられる勇気も、全て私の中にあったことを…。 |
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| 大切な人を失った喪失感で私はどこまでも崩れ落ちたがそれでも、また、あなたを信じようと思う。私が自ら立てる時、あなたが私の、瞬間であっても、一部であっても十分だということを知っているから。恐れも勇気も全て私の中にある。 |
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| いま私がしなければならないことは、2つのうちどちらを見るかを決めることだ。 |
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186 | 私の恋人を殺しました。やつらが庭園を作るといって人々を強制的に連れて行き、誰かが上訴をし、そのまま首を切られたそうです。聞きました、今日。偶然。私の恋人です。私をここに来させたあの日、私はお義母さんだけでも守りたかったのに、守ることができませんでした。手を触れることさえできずお義母さんを失いました。後日、あいつと再会した時も結局殺すことができませんでした。 |
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| 私は何をどうすればいいんでしょうか。簡単に人を殺し、使う権力も、生まれつき尊い身分でもないのに、権力が私の恋人を殺し、身分が私の訴えを防ぎます。私一人が悔しいだけです。工事に連れて行かれた人々の中に帰ってきた人は誰もいなくて、抗議した家族は皆死んだと聞きました。今は悔しく思う人さえいなくなったのだから、みんな最初から何もなかったかのように生きていくでしょう。でも、私は生きていて、私が生きている間は私の感情も生きています。私はこのまま順応できないし、全てなかったようには生きていけません。私はそんな世の中で生きたくないし、私の大切な人たちをそんな世の中で生きられるようにしたくないです。 |
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| だからできるのかという質問は必要ありません。私たちは、やつらの居場所を見つけなきゃいけないし、ボクア氏を助け出さなきゃいけないし、ジョンギ氏の復讐をしなきゃいけないし、宮殿に行かなきゃいけないから。ただどうやりこなすかだけ話しましょう。 |
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参照
ナムWiki(ホンファ)