イイハナシダナーとは、感情表現語句の一つ。
概要
ある作品について生ずる感想を、無味乾燥に表現する際に用いられる。
恣意的に半角カタカナで記述されることが多い。
また、発声する場合は抑揚をつけず、いわゆる棒読みをするのが不文律となっている。
いい話なのに物語のクオリティが低かったり、いい話なのに裏の事情が見え隠れしたり、いい話なのにどこか政治的だったり、いい話なのに腑に落ちない部分があったり、いい話なのに自分だけなぜか感動できなかったり、いい話の押し付けだったりと、いい話でもいろいろあるが「いい話だった」以外のコメントが求められていない場合、ほんのかすかな抵抗としてこちらを用いる。
アイロニーや滑稽さ、呆れや無関心、ひいてはほんの少しだけ感動してしまった自分自身に対する憤り等が綯い交ぜとなっており、この語句が含むニュアンスは深い。
心温まる作品を見て自然と感動した時に発せられるそのまんまの意味での「いい話だなぁ」という使い方もする人もいる(自身の感動を表現するために小難しい感想を避ける意味合いもある)。シンプルな物語構成でなおかつ王道な物語展開である場合が多い子供向け作品で多い。要はこちらの使用方法の場合は「ご都合主義? だがそれがいい」的な感じである。( ;∀;)イイハナシダナー
なお、アスキーアートで表現される際にはアニメ空手バカ一代の主人公飛鳥拳(CV:田中信夫)が泣きながら「イイハナシダナー」と叫んでいるが、元になったシーンは飛鳥の一番弟子の有明省吾(CV:神谷明)が自動車事故を起こし死亡した際に泣き崩れるシーンでありAAで使われる顔は全然いい話の時ではない。
この時の田中信夫氏の『泣き』の演技も大変気合いの入ったものである。
関連タグ
飛鳥拳←AAの表情の元ネタ
いい話だ 感動的だな だが無意味だ ← すべて揃ってしまったらまさにこういうことである。
関連イラスト