概要
1号型ミサイル艇とは、海上自衛隊が2010年まで運用していたミサイル艇である。
いわゆる水中翼船と呼ばれる船体構造を採用したことで、海自艦艇史上最速の46ノット(時速約85キロ)という高速性を誇った。
また、小型な船体に90式艦対艦誘導弾の発射機を備えており、高速で敵艦に肉薄し、誘導弾を発射後は即離脱するという一撃離脱戦法に特化していた。しかし、水中翼船のため低速域での航行にクセがあり、小型なので長距離・長時間の作戦に向かないといった問題も抱えている。
後に、より大型な船体設計でこれらの欠点を改善したはやぶさ型ミサイル艇が就役し、本ミサイル艇は2010年までに退役した。
同型艦は「ミサイル艇1号」、「ミサイル艇2号」、「ミサイル艇3号」の3隻。