- プロジェクト全体やキャラクターの詳細→『from_ARGONAVIS』
- リリース予定の最新アプリの情報→『キミが見たステージへ』
pixivの投稿作品については、プロジェクトの略称であるアルゴナビス(※投稿数最多)ならびに略称であるダブエスも参照。
概要
『AAside』とは、2021年1月14日にリリースされたスマートフォン向けアプリゲーム。正式名称は『ARGONAVIS from BanG Dream AAside(アルゴナビス フロム バンドリ ダブルエーサイド)』。略称は『ダブエス』。なお、後述の通り2022年1月31日をもってサービスを終了した。
ゲームジャンルはリズムゲーム。個性豊かな5つのバンドによるオリジナル楽曲のほか、邦楽ロックの名曲、アニメタイアップ楽曲、ボカロ曲などのさまざまな楽曲をバンドアレンジでカバーしている。
本作稼働当時は『BanG_Dream!』プロジェクトの一部として扱われていたが、終了後にプロジェクト名が『from ARGONAVIS』に変更され、以降は『BanG Dream!』シリーズから独立したプロジェクトとなった。
なお、独立以前の作品である本作も含めて、『BanG Dream!』シリーズとは世界観が異なり、既存のキャラクターとの関わりはない。
タイトルの由来はシングルCDの表題曲が2曲あることを表す「両A面」から。下のOPムービーの演出からもわかる通り、各キャラクターに2つのテーマが設定されている。
AAsideオープニング
ストーリー
バンドの頂点を決める「ライブロワイヤルフェス」に参加する5つのバンドの群青劇。
優勝したバンドは世界進出することができるが、敗退したバンドは二度とLRFに参加することはできないという厳しいシステムのもと努力し、時にはぶつかり合う青年たちが描かれる。
メインストーリー・バンドストーリー・イベントストーリー・楽曲ストーリーの4種のストーリーがあり、1つ1つのストーリーがキャラクター・世界観を丁寧に描写しており、評価が高い。
シナリオ原案は宇宙戦隊キュウレンジャーのメインライターなどで有名な毛利亘宏氏が担当。
楽曲
上述したようにオリジナル曲だけでなく様々なカバー曲がある。バンドもピアノが特徴的な青春ロック、王道ロック、ヴィジュアル系、元気なスカバンド、テクノ系と様々で、ボーカルの歌唱力の高さも魅力。
イベント
本ゲームでは、ほぼ毎日イベントが行われていた。
ライブで獲得できる「イベントP(ポイント)」を集めてストーリーを読み進めたり、ダイヤ(ガチャ石)などのアイテムを入手する事ができるほか、累計獲得イベントPによってランキングが付き、上位に行くほど更なる報酬が獲得できる。
イベントでは5人のキャラクターと1つのタイプ(ワイルド、クール、ヒーリング、チアフル)がボーナス対象に指定され、対象のキャラクターを編成することで総合力やイベントP獲得量を上昇させる事ができる。ランキング上位を目指すうえで非常に重要な要素なので、様々なキャラクターを入手しておくのが必要となる。キャラクターは1つのバンドのメンバー5人が指定されるパターン、様々なバンドのメンバーが混合で指定されるパターンの2つがある。
ライフやスタミナのようなシステムとして、「ライブブースト」がある。これを消費する事で獲得できるイベントPを最大15倍にまでできる。30分にひとつ自然回復もするが、ランキング狙いのプレイヤーには回復アイテムが大量に必要となる。ただし、スタミナのようなものではあるが、ライブブーストがなくても曲のプレイ自体は何度でも可能。
この辺りのシステムはガールズバンドパーティと共通している。
また、イベント時に限り当日限定ブーストというアイテムがイベントP報酬で貰えるが、名前の通り受け取ったその日の23:59までに使い切らないと消滅してしまうため注意が必要(勘違いされることが多いが受け取りから24時間後というわけではない)。
イベントは現在2つのパターンに分かれているが、フリーライブや協力ライブでイベントポイント(以下、イベントP)を集め、ポイント報酬を獲得したりランキング報酬を狙っていく、イベントの基本形は変わっていない。
イベント形式
・FEVER形式
曲を1つこなすごとにボルテージゲージが貯まり、ゲージが満タンになった状態でFEVERボタンを押すと3分間FEVERタイムに突入する。FEVER中は貰えるイベPが増え、ボルテージゲージがレベル1なら1.1倍、最大のレベル5なら1.5倍も獲得ポイントが変化する。
ちなみにボルテージゲージはレベル1で1回FEVERするとレベル2、レベル2で2回FEVERするとレベル3……と上がっていく。
・ミッション形式
ライブミッションというものが5項目10段階に分かれ設定されており、5段階こなすごとにイベPに加えアイテムが得られる形式。全てのミッションをクリアするには協力セッションをこなす必要がある。
イベP交換所
貯まったイベPは右下にあるボタン→交換所タップでアイテムに交換することができる。ただし、イベント終了後一定時間が過ぎると交換所は閉鎖され、自動的にぽんちゃんバッジ(後述)になってしまうため早めに交換することを推奨する。
初期は育成に必要な「チャーム」の交換がオススメ。
スカウト(ガシャ)
本ゲームではスカウト(ガシャ)をすることでぽんちゃんバッジというアイテムがゲットできる。
ぽんちゃんバッジを貯めることでキャラクターの育成に必要なアイテムや交換することでしか手に入らない衣装、星3以上確定ガシャ券など様々なアイテムを手に入れることができる。
また、ガシャで排出される星4、星3カードは1枚引くことで星4のみ衣装ゲット、星4星3どちらともカードストーリーを読むことができ、同じカードを2枚引くことでカードの絵柄が変化(通称特訓)可能になり、3枚引くとカードに光沢が増したりエフェクトが増え、4枚重ねるとサインがつくというシステム。
天井はなんと100連である。
さらに、毎日1回引ける無料スカウトや1日1回限定で有料60石でスカウトできたり(通常は200石)とお得なシステムもある。
また、「フレンド」に「いいね」を押して貰うと毎日フレンドポイントが貰え、それを貯めることで星4キャラから育成アイテムなど色々なアイテムがゲットできるフレンドポイントスカウトを引くことができる。
フレンドポイントは「いいね」をフレンドに押すというデイリーミッションクリアでも貰える。右下のフレンド一覧→右下にある黄色い一括いいねボタンで手軽にいいねができるのでぜひ「いいね」しよう。
フレンド
フレンドは、協力セッション後のリザルト画面でフレンド申請をするか、ID検索のどちらかで増やすことができる。
フレンドがいることでフレンドポイントを得られたり、フレンドのみ招待可能なセッションルームに入れたり、フレンド数を増やすとダイヤ(ガチャ石)が貰えたりとメリットが多い。
右下のボタン→プロフィールからフレンドに表示される情報・称号・カードを選ぶことができる。また、プロフィールで設定したカードのキャラクターは、ログイン時に語りかけてくれる(デフォルトは七星蓮)。
日常パート
(※現在とボタンの位置が変わっている部分があるので注意‼︎)
本ゲームはセッションパート(音ゲー)だけではなく、キャラクターを行動させ育成アイテムを得ることができる日常パートというシステムがある。
日常パート中はゲームを起動していなくても勝手に行動してくれるので、忙しい人でも楽しむことができる。
このパートでできる「日常クエスト」をクリアすることでガチャ石が貰えたり、「楽曲ストーリー」(オリジナル曲ができた経緯・裏側を知ることができるシナリオ)が読めて、音ゲーの際の楽曲をより楽しめるようになる。
エリア会話
キャラ同士の会話を楽しめたり、バイトや学業に勤しむキャラたちを眺めて遊べる。
会話は誰とでも発生するわけではなく、現在行動させているキャラクターが、特定のキャラクターと特定の場所に行ったときにだけ、会話が発生するようになっている。なお、その組み合わせは莫大な量が設定されており、意外なキャラ同士の会話も見ることができる。
さらに、全25キャラ300通りの交換度が3段階に分かれ設定されており、同バンド内であっても悪感情を持っていたり他バンドであっても仲が良かったり、一方的に好意・悪意を持っていたり…と、複雑な人間関係を垣間見ることができる。
また、何回かキャラを行動させていくと疲労が溜まり、行動の失敗率が上がったり入院したりするが、入院させることで新たな会話を見ることができる。そのため、心を鬼にして馬車馬のようにキャラクターを動かすプレーヤーが多い。なお、「休憩」の行動を取ると疲労は回復する。
ヒストリー機能
キャラの生い立ちから心情、ゲーム内で起こった出来事がそのキャラ視点で書かれている。
例えば、「大会で3位になる」という出来事に対して、キャラAは「微妙な順位」と感じ、キャラBは「凄い人がたくさんいる中で3位なんて嬉しい」と思っている、という書き方がされている。
本編では明かされていない「キャラの幼少期の出来事」なども確認でき、キャラ理解がより深まる画期的な機能である。
また、「既に見たエリア会話」を見返したり、「まだ解放していないエリア会話」の組み合わせを見る機能もある。
MV機能
本ゲームでは全曲3DMVがついているため、オートモードなどでキャラクターのMVをひたすら眺めることが可能。
臨場感のあるカメラワークとライブハウスらしい照明のシミュレーションで、バンドパフォーマンスの魅力を表現している。
また、衣装とアクセサリーを変更する着せ替えの要素がある。全員にお揃いのメガネやアクセサリーなどをつけさせたり、違うテーマの衣装とアクセサリーとを合わせたりと、自分だけのコーディネートを楽しむことができる。
キャラクターボイス
セッション画面・メンバー画面・ストーリー画面ではキャラクター達がフルボイスで話してくれる。
基本のセリフの他、季節限定の会話、朝・昼・夕方・深夜のセリフなどさまざまな会話が聞けたり、キャラクターの誕生日を他のバンドメンバーがが祝ったりする。
また、キャラクターの誕生日の0:00以降にログインすると、そのキャラクターがプレイヤーに向けてメッセージを語ってくれる。
育成
練習(レベル上げ)
レベル上げは比較的簡単にで、セッションパート・日常パート・イベントなどでゲットできる練習用スコアを使えばスピーディーにレベル上げが可能。
スキル練習
各カードに設定されているスキルのレベルを上げ、スキルの効果を上げることができる。
特訓
セッションパート・日常パート・イベントなどでゲットできるチャームを集め、特訓させることでパラメータを上昇させることができる。星4キャラは3回特訓させることで衣装・カードストーリーが手に入り、星3キャラは2回の特訓でカードストーリーが読めるようになる。
グレードアップ
同カード同士を重ねてグレードアップをすることで絵柄が変わったり、パラメータが上昇したり、ぽんちゃんバッジを得ることができる。
リリース直後の問題点
本ゲームはリリース直後からいくつかの問題点が指摘され、面白半分に拡散されてしまった。しかし、少しずつアップデートで問題点・バグが解消されていき、胸を張って良ゲーと呼べるようになった。
本項目では主な問題とされた3つの点について書き連ねる。
期限付きの無償石
リリース時、無償石が3ヶ月で消滅するというシステムが発表された。ここでダブエスやアルゴナビスのイメージが止まっている人も多い。
ユーザーからの大きな批判を受け、その後期限は撤廃された。
また、天井が100連とかなり低いにもかかわらずたくさんの無料石を配っており、期限がある前提で設定された配布スケジュールだったと思われるが、その後も石の配布スピードは変わっていない。
ラグやバグが多い
主にiOS環境にて、ラグやバグが多く発生。その後のアップデートにより、問題なく快適に音ゲーや日常パートを楽しめるようになった。
音ゲーの視認性が悪すぎる
背景が明るすぎる、ノーツが小さくて見えにくいなど視認性に難があった。
その後のアップデートにより、背景の明るさやノーツの大きさを調整する機能が追加され、かなり快適になった。
サービス終了
残念ながら本ゲームは2021年11月22日にサービス終了が発表、2022年1月31日に終了となった。
だが「サービス終了=アルゴナビスの終焉」ではなかった。
翌日には、アルゴナビスプロジェクトの継続と新作アプリの制作が発表された。
また、アプリからの登場キャラクターであるFantôme Iris、風神RIZING!、εpsilonΦも、その後のストーリー引き続き登場する。
ストーリー全話公開!!!
サ終により、アプリの濃密なストーリーを再び読むことは不可能になる……かと思われたが、なんと公式YouTubeチャンネルにて主要ストーリーを無料公開している。
今からでもダブエスのストーリーを存分に楽しむことができるので、興味がある人はぜひ触れてほしい。
メインストーリー0話
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ダブエス…AAside(ダブルエーサイド)の略称。