概要
FSBの「市民への被害などを抑えるために近距離でボディアーマーを一撃で撃ち抜ける銃が欲しい。」という要請の元、KBP社が2010年に開発したブルパップ方式のバトルライフル。
2002年に開発されたVKSと同じ弾薬を採用しているため、バトルライフルとしては異様な12.7×55mm弾という50口径弾薬を使用する。ブルパップ方式にした為、全長は1020mmと比較的短い。
アメリカ的な視点ではバトルライフル扱いだが、ロシア国内ではアサルトライフルとして扱われている。
名称については旧モデルは「Ash-12.7」であったが2017年以降は「ShAK-12」という名称に改名されている。
FSBには少数採用であった様子でドラグノフ狙撃銃やH&K MR308と共に使用されている様子だが、かなり情報が少ない。
細かいことについてはわかっていないが、これと同じ12.7×55mm弾を使用する本銃のサイドアームとしてRSH-12というリボルバーも開発されていたが、2014年に展示されて以降音沙汰が無く、使用例も無い為この銃の12.7×55mm弾と同じ弾薬なのかすらわかっていない。
昨今では実写作品での出演は皆無なものの「ロシア製の50口径のアサルトライフル」という属性に物珍しさを感じたのか『CoD:MW』や『Escape from Tarkov』といった有名FPS作品に登場して知名度が上がっているが、現在の名称であるShAK-12は別のAK-12と被ってしまう為かASh-12.7の名称が使われることが多い。
また、ASh-12.7よりもAsh-12という略称の方が多く使われ、Pixivでもそちらのタグの方がイラストが多くヒットする。