ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)は、

SONYが開発した音声非可逆圧縮技術であると同時に規格名でもある。

ATRAC1ATRAC2ATRAC3ATRAC3 plusATRAC Advanced losslessと五種類あるが、これらはすべて後継や互換と言ったものはない全くの別物である。

ATRAC1編集

主な用途=MD

MD用のフォーマット。最初期はビットレートが実際の半分しか割り当てられず、(292kpsなのに146kps相当の音になってしまうといった具合。)「MDの音質は良くない」と言う悪印象を付けてしまう罪作りなフォーマットとなってしまった。後々改善され、今はCDと比べても遜色ない音質になっている。

ATRAC2編集

主な用途=MD DATA

1よりAACに似ているフォーマット。最大4chのサラウンドに対応。

ATRAC3編集

主な用途=ウォークマンPSP

ウォークマン向けに開発されたフォーマット。PSPでも再生可能。

ATRAC3 plus編集

主な用途=ウォークマンPSPPS3

ATRAC3をより高圧縮・高音質で再生できるように開発されたもの…とされてきたが近年は低圧縮・高音質にも対応し、ATRAC3の役割を奪っていってしまった。

ATRAC advanced lossless編集

ATRACで唯一の可逆圧縮(元の音質に戻せる圧縮。)略称はAAL

CDの音質をまったく損なわずに圧縮できる利点があり、音楽配信サービスもこのフォーマットで行うと一時は企画していたが、ATRAC自体の衰退とCDより鮮明な音が出るハイレゾフォーマットFLACなど)の可逆圧縮技術の登場でいつのまにか無かったことにされてしまった。

現在編集

現在はSonyもATRACからは手を引いた状態になっており、Sonyが出している音楽関係のアプリでもATRACには対応していないものが増えてきている。

関連タグ編集

SONY, ウォークマン,

非可逆圧縮

関連記事

親記事

ウォークマン うぉーくまん

兄弟記事

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました