- 「赤のAX」と言ったら、AX-1
- AX-Synth(音源搭載)は白黒のみの展開であるため、未だに人気があるモデル。
92年初出。
AX-1はショルダーキーボード真っ盛りの80年代に出た「アクシス」の事実上の後継ぎ。
2000年代には、色違い(白)モデルのAX-7が製造される。
白の子は小さな画面も付いて、いろいろグレードアップし、機能的には格段に上がっている。
因みにAX-7は基本的には色違いモデルということになっているが、AX-1のハードケースには入らないため注意されたし。
勘違いしている人も多いようだが、これはMIDIキーボードコントローラーといって、これだけで音を鳴らすことは不可能。MIDIケーブルというものでシンセサイザーに繋いで、始めて音が出る。
こちらも一見「おもちゃのような見た目」だが、演奏難度はMAX。
・まず鍵盤を肩に掛け、立てて構えないといけない上、本体が斜めになるので、手と角度が合わない。
・そして、低い鍵盤部なんかは、これまた余計に角度が合わないので、そもそもよほどの腕がないと弾けない。(寧ろ低い鍵盤は意味がない?)
・更に、立てているので鍵盤が見えず、感覚に頼るしかない。このところは、普通のキーボードやっててブラインドタッチができない人にとっては非常にネックとなる。
・それでも、下を向いて無理やり鍵盤確かめながら弾こうものなら、今度は 自 分 の 手 が 邪 魔 になって、これまた鍵盤が見えない。
カッコいいからといって買おうと考えている人、覚悟して購入するように。
これの他にも、ヤマハのKXシリーズ、コルグのRKシリーズ、カシオAZシリーズなどが存在し、どれも演奏スタイルは「あたかもギターを弾いているように見える」が、こちらのAX-1においては形が形なため、肩から掛けて立てて弾くと「小学校の鍵盤ハーモニカ」を連想させる。
イタリア製でシリアルナンバー入り銀のプレート付き。格好良い。
とにかく色々と可愛くてカッコイイキーボードだが、純正ストラップはオドロキのだささ。