概要
__絵本のようなその世界には、花人形(アリス)と呼ばれる動く人形が存在していた。
『Alice Closet』はあなただけのアリスを育てていく花人形着せ替えゲームです。
種村有菜先生キャラクター原案の花人形着せ替えゲーム。
公式Twitterによる略称はアリクロ。
2019年8月よりサービスが開始された基本プレイ料金無料のスマホ&PCブラウザゲーム。
2022年8月31日16時00分をもってサービス終了が決定された。
プロローグ
第1部
あなただけの花人形(アリス)を可愛く着せ替えることが、真実へと辿り着く鍵となる
花人形(アリス)と呼ばれる美しい人形と人々が暮らす不思議な世界「ワンダーランド」。
ある春の日、そこに飛ばされた主人公はワンダーランドの住人である青年「シキ」と共に元の世界に戻る方法を探し始める。
「元の世界に戻る鍵はアリスが握っている……のかもしれない!」
シキの言葉に不安を感じつつも、主人公はアリスを成長させるため、ワンダーランドの住人たちとアリスを着せ替えて戦う「花競(クロージー)」をすることに。
そんな旅の途中、「狂い咲き」と呼ばれる怪奇現象がワンダーランドを脅かし始めていることを知るのだった____
第2部
花人形(アリス)への愛情が確かな絆へと成長し知られざる「狂い咲き」の真実を追っていく
「狂い咲き」を目の当たりにし、あんなにも悲しい思いを誰にもして欲しくないと調査を始める主人公。
怪しい慈善団体、ハートランド城内に増えていく宮廷魔術時、そして聞こえてくる不穏な声。
平和なハートランド王国に一体何が起きているのか……?
そんな折、レティシアの実の母でもあるハートの女王が「狂い咲き」に関係しているかもしれないと、驚きの噂を耳にする。
噂を確かめるため、主人公は遂にハートランド場内へと足を踏み入れた。
そして勇気を出し、これまでの辛い過去と向き合うことを選んだレティシア。
「お母様…私は必要のない子だったの…?」
孤独な女王が背負った悲しい運命とは____
第3部
花人形(アリス)と育んだ絆と心が、世界を救う希望となる
バンダースナッチを追いインターナ帝国に旅立った主人公を待ち受けているものは…マザーツリー?
突然現れた謎のウサギの導きによってついに狂い咲きの真実を知ることになる……。
マザーツリーとの約束を果たすため、主人公達が取った行動とは…?
ワンダーランドの運命、そして主人公とアリスの物語の行方は____
主な登場人物
レギュラーキャラクター
- 主人公
謎の光に包まれて、不思議な世界「ワンダーランド」に飛ばされてしまう。
「シキ」、「アリス」たちと共に元の世界に戻る方法を探し始める。
- シキ/宇佐美 志貴(CV:伊藤健人)
アリスを大切に思う優しい笑顔の青年
ワンダーランドの住人。優しい性格だが、あわてんぼうで天然な一面も。
主人公とは現代の花屋で出会う。彼がなぜ現代にいたのかは謎に包まれている。
「僕は甘いものがだーいすきなんだ!」
- サクラ
【暖かで優しい印象の薄桃色の種】
主人公が最初の花屋で出会うことのできるアリス。
ストーリー中にて笑顔が素敵と言われている。
- アイリス
【清楚で爽やかな印象の青色の種】
主人公が最初の花屋で出会うことのできるアリス。
ストーリー中にてしっかり者と言われている。
- マーガレット
【優しく麗らかな印象の黄色の種】
主人公が最初の花屋で出会うことのできるアリス。
ストーリー中にていたずらっ子と言われている。
- スノードロップ
【高貴で爽やかな印象の澄んだ淡い色の種】
主人公が旅の途中でメルルから譲り受けたアリスシードから誕生した少年アリス。
ストーリー中にて元気いっぱいと言われている。
メインキャラクター
- エドガー(CV:小野友樹)
クールな瞳の奥に切なる願いを秘める青年
ワンダーランドで、アリスとその主人が集まる「アリスサロン」を経営しているが、もう一つの顔も持ち合わせている。シキとは昔からの知り合い。
「おまえにはアリスと心を通じ合わせる力がある」
- グレン(CV:保志総一朗)
独自の美学を追求する変態貴族
アリスに対して独自の美学を持つ貴族。ある日、ワンダーランドで出会った主人公とそのアリスに興味を持つ。
「さぁ見たまえ、この私こそアリスを最も美しく着飾ることができるのだよ!」
- セイラン(CV:廣瀬大介)
心優しく頼れるお姉ちゃん的存在
アリスの衣装を作る職人。職人としての腕は一流で、多くのアリスオーナーが青嵐の作った服を求めてやってくる。
「あんたのアリス、アタシがかわいくしてあ・げ・る❤︎」
- チェスター(CV:皆川純子)
負けん気が強いおばあちゃんっ子
幼い頃から育ててくれた祖母を大切に思っている少年。目嫌気が強く、エドガーに対して憧れを持っている。
「あんた、本当にアリスのこと、なーんにも知らないんだな!俺が特別に教えてやってもいいぜ!」
- レティシア(CV:花守ゆみり)
実は寂しがり屋な高飛車お嬢様
秘められた過去を持つ少女。有名なアリスオーナーでクロージーの腕前は確か。主人公とそのアリスにライバル心を持っている。
「わたくしとクロージーしたいのなら、いつでもお相手になって差し上げますわ」
- ミセス・メルル(CV:折笠愛)
アリスに寄り添う心優しき婦人
アリスの衣装を取り扱ったブティックを経営。孫のチェスターのことをとても可愛がっており、主人公のことも優しく見守る。
「なにか力になれることがあれば遠慮なく言ってちょうだいね」
- ジャバウォック(CV:津田健次郎)
儚い想いを隠し冷酷非道に振る舞う男
ハートランド王国の大貴族。最愛の妻を亡くしてから、とある研究に没頭しているとの噂が____。
「ふふ…素晴らしい」
- ブラン(CV:早見沙織)
失敗の烙印を落とされた悲しき白薔薇
ジャバウォックの傍らにそっと控えており、どんな時でもジャバウォックの命令を厳守する。その関係性は謎に包まれている。
「ありがとう…」
- ハートの女王(CV:小林ゆう)
悲しい運命を背負った孤独な女王薔薇
ハートランド王国の気高き女王。強くて美しいアリスを探しているようだが、その目的などは不明。
「この国で一番美しいアリスが欲しい」
- バンダースナッチ(CV:石川界人)
アリスを憎む謎多き影
全てが謎に包まれた影のような存在。ハートの女王の近くで目撃されることが多い。
「またお会いしましょう、美しいアリスよ」
- クロ(CV:白井悠介)
エドガーの飼い猫。なぜかシキにだけ懐いていないが、とある理由からシキと行動を共にすることが多い。
「にゃん、にゃん!にゃーん」
- ウサギさん
どこからともなく現れる不思議なウサギ。
用語
単語
- 花人形(アリス)
マザーツリーから落ちる種子であるアリスシードより生まれる存在。種子から生まれる花のように美しい存在の為、花人形(アリス)と呼ばれている。
人とは構造が異なり、マナによって活動しており、マナが豊富に含まれている花茶や蜜菓子を好む。またマナを大きく循環させるクロージーにて健康管理が行われる。
その為、クロージーをたくさん行うほど美しいアリスになると言われている。
- オリジナルアリス
アリスの中でも大変貴重な存在。アリスに関わる仕事をしている者は知識として存在を知っている程度で詳しいことは知らず、文献にも記されていない。
- アリスシード
マザーツリーが落とす種子であり、樹護教解ピアンテの管理のもと各国に提供される。その色や種類は多岐に渡ると言われている。アリスはこのアリスシードから生まれる。
- アリスミラー
ワンダーランドで主流の通信機器。
アリスシードの欠片を埋め込むことで動いている。
発明されてまだ日が浅いが、その利便性により急速に普及した。形状は様々。
- マザーツリー
多くは謎に包まれているが、それは世界で最も古く最も大きい木と言われており、常に淡く発光している。樹護教解ピアンテの活動もあり、世界中でマザーツリーを知らないものはほぼおらず、個人差はあるが信仰心は厚い。
マザーツリーから「オリジナルアリスシード」「アリスシード」「アリスシードの欠片」「チャイルドツリー」が生まれる。
いずれも樹護教解ピアンテに管理され、各国に提供されている。
- 樹護官
マザーツリーの守護者で、樹護教解ピアンテに所属する者。マザーツリーを守る他、マザーツリーの力を行使する儀式が行える司祭でもある。
- 樹護教解ピアンテ
ワンダーランドの各王国が所属する連合組織が存在しており、その連合組織直下の独立した組織が「樹護教解ピアンテ」。樹護教解は「樹を護り、教え、理解する」の意味を持っており、圧倒的な信仰心の元、マザーツアーを庇護する機関となる。
組織は樹護総監、樹護助監、樹護区官、樹護官、助官の5つの階級で成り立っている。樹護区官以上は主に管理職となるため、国民が主に見るのは樹護官及び助官となる。
- クロージー
ワンダーランドで最も高貴で人気のスポーツ。クロージーの方法は、アリスミラーでコーディネートテーマを決め、お互いがテーマに合わせてアリスの衣装を着せ替え、アリスミラーを再び使い採点するのが現在の主流。公平を期する際にアイスミラーを活用するが、口頭でテーマを決めたり、お互いに採点しあうケースもある。また樹護官の元でマザーツリーの力を使うクロージーもあり、それはスポーツというよりも儀式に近く、一種の魔法的作用が働きそこで結ばれた約束は強力な拘束力を持つ。マナを使うスポーツでもあり、アリスの健康面的にも大事とされている。
- ガーデン
ガーデンはクロージーの競技場のこと。ガーデン内ではティーパーティーやファッションショーができるように、外周ではミュージアムのような展示が行われることが一般的。アリスの文化からか、どの国も大きな街には建てられている。
- ティーパーティー
クロージーの大会を指す、広義な言葉。人数規模や、個人や団体、トーナメントや総当たりなど形式は様々である。クロージーが貴族を中心に広がったスポーツであり、ガーデンに大勢集まって行われていた為、このような名称になったと言われている。
- 花茶と蜜菓子
魔法を使い、花茶は花と茶葉から抽出した特殊なお茶。蜜菓子は花の蜜と小麦とフルーツと玉草という小麦がフワフワになる植物で作られている。アリスは基本はこの2つのみを口にする。ちなみに蜜菓子は人間が食べても美味しく、アリスを持っていない人も食べることはある。
- マナ
マザーツアーから放たれる目には見えないエネルギー体。アリスの生命維持に不可欠であり、人間も「インデックス」というカテゴリー言語を用いることで、そのカテゴリーに属する現象を扱うことが出来る。
アリスが悲しみや恐怖などマイナスの感情が強まると体内のマナが徐々に変質し、遂には「慟哭のマナ」に変化してしまう。
- インデックス
マナのエネルギーを利用したいわゆる魔法。
■古代から存在するインデックス
・フィア:エネルギーをプラスに転化し、加熱したり、火を起こす魔法。
・ブリッド:エネルギーをマイナスに転化し、冷やしたり、凍らせる魔法。
・エルク:エネルギーをプラスとマイナスでスパークさせ、電気を起こす魔法。
・ヴェント:エネルギーの密度を変え空間の圧力を変動させて風を起こす魔法。
・キュア:エネルギーを収束して治療速度を加速させ傷を治す魔法。使用者は希少。
■近年に発見されたインデックス
・ルミナス:光、色など歌詞情報を増大させたり、不可視情報を可視化する魔法。クロージー中にも使用されている。
・アスペット:布地や紙など、比較的物質密度の薄いものを空間転移させる魔法。着せ替えにも使用されている。
ワンダーランドの国家
- ハートランド王国
・物語の中心になっている国で、欧州のような文化を持つ貴族社会。
・豊かな国土のお陰で、牧歌的、楽観的な性格の住人が多い。
・アリスシードに関する研究が盛んであ「アリスミラー」を開発した。
・地方をおさめる豪族が周辺諸国を取り込みつつ拡大されたと言われており、為政者は代々「ハートの女王」を名乗る。
- イーストエンド王お国
・大陸の東にある島国で、独自の文化が発展している。
・セイランの生まれ故郷。
- ベルベット王国
・史上初のアリスシードが発見され、アリスの誕生した地。
・「クロージー」や「ティーパーティー」を生み出す。
・ベルベット王国とハートランド王国からアリスの生活様式がワンダーランド中に広まった。
- インターナ帝国
・マナの存在を発見し、インデックスを開発した国。
・かつてワンダーランドで勃発した戦争に勝利し、いくつかの国を取り込んで帝国を名乗るようになった。
・インデックスの軍事利用が世界的に禁止されてから一時失墜したが、インデックスをインフラ化することで復興した。
- インターナ帝国領リンクライア自治区
・マザーツアーの信仰が特に厚く、非武装であり中立国家を明言している。
・先の戦争で敗北しインターナ帝国領となったが、現在も一国家のような立場にある。
・樹護教解ピアンテを結成し、国際連合で待ち合わせを管理していく礎を作った。