概要
ブラッツ(BRATZ)は、2001年6月にリリースされたアメリカのMGAエンターテイメント製のファッションドール(着せ替え人形)シリーズ。
最初にクロエ、ジェイド、ヤスミン、サーシャというキャラクターで製作され人気を博し、同年トイ・オブ・ザ・イヤーを受賞。以降アニメ映画、音楽等のメディアミックスが展開されている。
サイズは10インチ(ノンスケールだがおおむね1/6程度)。
伏し目がちの目に分厚い唇、小柄な胴体に大きな手足が特徴。足先は取り外しできる仕様となっており、靴を履き替えるときは足パーツを組み替える形となっている。
ライバル商品となるマテルのバービー人形に対して上の年齢層(ハイティーン)をメインターゲットにしており、子供向けにおままごとや職業体験といった部分に力を入れているバービーよりも、当時の若者の流行をいち早く反映したファッションドールとしての向きが強い。
日本国内では、2001年8月にトミーがMGAとの共同で「COOL BRATZ(クールブラッツ)」の名前で発売。その後2003年3月にタカラが「BRATZ」を発売し、2006年からは合併先のタカラトミーによって「タカラトミー ブラッツ」として発売された。
しかしアクの強い造形に加えて、低年齢向け着せ替え人形としてはリカちゃん人形、ティーン以上の大人向けとしてはブライス、ジェニー、プーリップといった競合製品の存在からアメリカほどの人気は出ず、またマテルとMGAの訴訟問題も関係してか、2007年〜2008年頃に販売終了している。
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別名・表記ゆれ
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