概要
2022年3月より連載中の天野こずえの漫画作品。
略称は「ココクレ」。既刊5巻。
作者の別作品『ARIA』と同じく、惑星アクア(火星)を舞台としたファンタジー物語である。
あらすじ
とある島、のれん(乃蓮)に守られた「おのぼり町」にある風車小屋で喫茶店を経営する男性と二人暮らしをする天真爛漫な少女「あかさん」が巨大な黒猫と出逢うことから物語は幕を開ける。
日常に散りばめられた色とりどりの素敵を紡ぎ。
未来の色を創造していくハートフルきっずストーリー。
登場人物
あかさん
4歳。自分のことをあかさんと呼ぶ。本名は「アルファ・チェレステ」。生まれて間もなく両親を亡くしている。好奇心旺盛な女児。ぬいぐるみと自作の歌が大好き。
橙のどか
18歳。マンホーム(地球)から派遣されてきた保育士「若葉之守人(わかばのもりびと)」。あかさん、羽藍、ヴェルディを担当する。古くなった車両を自宅としてリサイクルしている。早くもアクアでの生活に馴染んでいるが、あかさん達と接する中で時折不可思議な現象を目の当たりにする事になる。
ジーノ・グレイ
喫茶店「リポジーノ」を営む初老の男性。あかさんの父親の元上司で、両親を失ったあかさんを引き取って男手一つで育てている。
くろちゃ
突如あかさんの前に現れた大きな黒猫。あかさんに名付けられ、リポジーノで一緒に暮らしている。読者の間では『ARIA』に登場したケット・シーと関連する存在ではないかとささやかれているが詳細は不明。
羽藍(ウラン)
4歳。男まさりな元気娘。
ヴェルディ・マーレ
4歳。本が好きな賢い娘。
ネロ・スクーロ
あかさんの代理父(後見人)。ネオ・ヴェネツィアの建設メンバーの一人。あかさんの父親の元同僚で、彼が死亡した時のような不幸な事故を防ぐために人々を守る乃蓮を開発している。
羽藍の父親
アクアの気候を操作する火炎之番人(サラマンダー)。あかさんの父親の元同僚。
先輩
本名不明。政府の偉い人でのどかの先輩兼同居人。多忙なようだが遠くからのどか達を見守っている時もある。
『ARIA』との関係
本作の舞台である「おのぼり町」はアクアの上空にある断崖絶壁の浮き島である。『ARIA』の舞台であるネオ・ヴェネツィアは作中では完成間近とされており、『ARIA』より100年以上前の物語である事が示唆されている。