IS12Tとは、日本のスマートフォン端末である。
概要
CDMA 1X Win仕様、au by KDDI向け。いわゆるスマートフォン端末である。開発元は富士通東芝コミュニケーションズ。「~T」の型番の通り、東芝ブランドとなっている。
本機種の最大の特徴は、搭載OSである。
auは従前よりGoogleのAndroid OSを搭載した端末を基本的に提供しており、Android auブランドを形成していたが、本機種はMicrosoftのWindows Phone7.5を搭載している。
この機種についてはMicrosoft JapanもMSDN内の技術解説マンガ「クラウドガール」でも触れられている(クラウディア窓辺がIS12Tに触れるために再来日したことになっている)。
しかしながら、Windows Phoneはスマートフォン向けOSとしてはマイナー陣営であり、搭載機種も少ないことから、Androidを搭載した他機種に比べてサービス面、特に対応アプリの充実度では大きく見劣りするのが現状である。SMS送信に対応しない(2012年1月19日のアップデートでようやく対応)、ワンセグやおサイフケータイなどの所謂ガラケー機能を全く持たない、メモリカード類を使用できない(代わりに内蔵メモリが32GBもある)などの特異な点も目立つ。
一方でMicrosoftの強力なネットサービス、Windows Liveとの連携機能を持つのも特徴である。例えば本機はSkyDriveへの統合アクセス機能を持ち、データ類は端末内にあるのかSkyDriveにあるのかを全く意識する必要がない。またSkype auは使用できないが、代わりにLive Messengerが使用可能になっている。Xbox LiveやZune、HotMailにもアクセス可能、挙句にはOffice相当機能すらあり、WordやExcel、PowerPoint文書のほぼ完全な表示はもちろん、簡単な校正すら可能になっている。もちろんメーラやPIMはOutlook相当。