概要
大阪府出身、1973年4月12日生。La'crymaChristiでメジャーデビュー、その後ALvinoで活動。
またソロ活動も行い、高見沢俊彦のサポートメンバーとして参加した事もある。
後輩バンドのサウンドプロデュースにも携わった。
2018年からはS.Q.FのMICHIとALICE IN MENSWEARを結成。
La'crymaChristi時代
下手ギターを担当、上手ギターのHIROとのツインギターの定評が高かった。
同バンド最大のヒットシングル「未来航路」をはじめとし、商業的にヒットしたシングルの作曲をいくつか行っている。
しかしハードロック方面へシフトして行く他のメンバーとの間に音楽的な考え方などの齟齬が生じ、2005年3月21日をもって脱退。
2009年の再結成を機会に復帰した。
ALvino時代
こちらでは上手ギター及びリーダー。
作詞は他のメンバー2人に比べては多くはないが、作曲は多くを手がけている。
ALICE IN MENSWEAR時代
これまでのイメージとは違い、コンセプト上からスチームパンクスタイルの作り込んだヴィジュアルになっている。
病気療養から逝去
2020年5月ごろから体調に異変を感じて検査を行って来た結果、同年7月に初期の食道がんであることが発覚。
当面の間療養に入ることが発表された。
食道のほとんどを取り去る手術を受け復帰に向けてリハビリに励んでおり一時期はライブ活動にも復帰したが、2021年の前半にガンの転移が発覚。
さまざまな治療に挑戦しつつ、ALICE IN MENSWEARの有観客ライブ復活を模索していた。
しかし2022年2月22日にそれまで詳細を公表していなかった自身の状態について説明を公式にアップ。(参照)それによると、様々な治療を受け治験にも参加したものの化学療法ではどの薬も効果がなく、最新の放射線治療で脳と胸膜の転移の進行を食い止められた状態であり体調にも波がある厳しい状態であったという。
しかしそれでも音楽活動への意欲は衰えておらず、録音のみでライブに参加できるシステムの構築を模索していた。
その後3月中旬に「2022年4月17日に開催される自身の誕生日記念配信ライブに録音のみで参加する」ことを表明、体調次第ではライブ後のトークに参加としていたが当日は相棒のmichiのみがステージに立ち彼が現れることはなかった。
4月22日、ALICE IN MENSWEARおよびLa'crymaChristiの公式アカウントで同月15日に逝去していたことが発表された。享年49歳。「俺の身に何があっても必ず4/17はmichi.に歌ってもらいたい」というKOJI本人の意向と遺族の意向で葬儀が済むまで発表を控えたこともあり、ライブはKOJIの死を伏せたまま彼のギターがステージに置かれた状態で行われた。
発表後、多くの同業者やファン、業界人が彼の死を悼んだ。
2024年4月12日に、HIROがKOJIとのジョイントライブを銘打って行った公演で、KOJIの息子KAZUKIが登場。
父の逝去後にギターを始めたということで、多くの関係者やファンを驚かせた。
その他情報
・La'crymaChristi時代の初期から比較的メイクも薄く、多少髪が伸びたり短くなったりはあるものの、同バンドであまり大きなヴィジュアルの変化はなかったほうである。
・2000年に写真週刊誌のスクープが元で、既婚者であることを公表していた。子供の有無は公にはしていなかったものの、上記の通り逝去後に息子がギタリストとして公に現れることとなった。
・La'crymaChristiのドラマー、LEVINとは高校の同級生同士であったが、
KOJIの脱退時の経緯から当時はLEVINが辛辣な公式発言をしており、数年ほぼ絶縁状態だった。
しかしふとしたきっかけで偶然再会したことをきっかけに和解しLEVINがALvinoのサポートをつとめるなどその後は良好な関係を保っており、逝去する数日前にも自宅に見舞いに行き、お互い内心「これが最後」との覚悟で話をしたという。参照
別名・表記ゆれ