概要
ニコニコ自作ゲームフェスで賞を取ったビジュアルノベルゲーム。ジャンルはSF+ミリタリー+セカイ系+オカルトの輪廻(ループ)する物語とのこと。綺麗な演出とグラフィック、フルボイスかつプレイ総時間10時間に及ぶ壮大なストーリーが描かれる。
DLは無料だが価値があれば振り込むことができるフリープレイ扱いだった。(現在は振込不可)
本作品は4部作品の1部作品になっておりその後制作発表とのことのだが…詳しく後述する。
あらすじ(リンクを参照)
「"それ"は狂い、世界を壊しはじめた」
2020年、すべてが一変した。
太平洋に突如として浮かび上がる古代大陸「ムー」。
そこに眠っていたのは秘められた謎。
そして――突如起こった古代大陸「ムー」に起こった「一つの異変」が人類を滅亡寸前まで追い詰めた。
2023年。
世界の全都市が壊滅した。
世界の空に悲鳴が響いた。
世界が――音を立てて崩壊していく。
戦争は終結した。人ならざるモノの手によって。
もはや人類は向き合うしかない。
ムー大陸浮上の真の理由を求めて、各世界の陣営は人類最後の軍隊『M-11』がその地に集結する。
日本軍の特殊部隊、ある施設で育った黒田と体に秘密を持っている沙織はムー大陸に降りることになる。
そこで彼らが見るのは――理解を超えた現実だった。
あなたは――――世界の終わりを、見届ける覚悟はあるか?
主な登場人物
黒田 秋
主人公、孤児であったため、非合法の施設組織「ヤタ」に育てられる。
性格は冷静でドライ、苦労人のポジションを持つ。
安全に過ごしたいと思っているがバディの沙織に引っ張られムー上陸作戦に参加させられる。
ヤタや先の大戦で培った戦闘スタイルでムーの機械兵に立ち向かう。
彼は眠ったり気を失うと、地獄のような悪夢を見ている。
加茂 沙織
黒田のバディ、ヤタで育てられる。
ある爆破事故で半死半生の状態から体のほとんどを機械に変えた、サイボーグである。
そのため多く食べるかナノサプリを取らないと生きていけない体になっている。
やたら元気で黒田を「黒んぼ」とよんで引っ張ってくる。
命を殺すことをためらっていたり、性に疎かったりするなど年頃の女の子の部分と純真無垢な部分が残ってる。
身体能力は黒田より高めでサイボーグ化した体を使い戦場の状況把握で仲間を援護する。
彼女にはバディの黒田には知らない多く謎が残っている・・・。
トーマス・c・ケネディ
人類最後の軍隊『M-11』に所属するアメリカの兵士。
「ジャスティス」が口癖でムードメーカーで巨大なガトリングで群がる敵をなぎ倒す。
仲間想いが強く戦況が不利になっても仲間を優先する。これには彼の過去が深く関係している。
リュウ・リンリン
人類最後の軍隊『M-11』に所属する中国から来た一般市民。
『ムー』に家族を殺されたため自ら志願している。「~アル」が口癖で天真爛漫。
ある事情でチャイナ服にやたらこだわる。
基本的に中国伝統の拳法を使って戦い、銃は使うことができない。
余談
本作品は全四部作の一つとしてリリースしている。
続編が作られるはずだが、なすびあん自身が制作活動を停止してしまった。
その理由に関しては本人のブログで痛々しく詳細に書かれている。
なすびあんのメインスタッフである青井えうがこのゲームを作るために無職になった程。力の入れっぷりが尋常ではないことが分かる。この作品をフリープレイのゲームにして価値があればお金が振り込むことができる形式にし、全力で本作品をプロでヒットするつもりだったが、力及ばず自分の将来と押し迫る現実で制作を諦めてしまった。
現在ヤシロこーいち氏が本作の制作を原作者から引き継いでいる。