MinecraftDungeons
まいんくらふとだんじょんず
本家マインクラフトの世界観を踏襲した、ダンジョン探索型のアクションアドベンチャーゲーム。
本家とは異なり、ステージクリア型。ステージは自動生成され、挑戦する度にモブの配置や構造などが変わる。
いわゆる「ストーリーモード」である。ダンジョン内で武器や防具、アーティファクトを収集し、より性能の良いアイテムに装備を交換しパワーを上げていくというシンプルなシステムとなっている。
対応機種はMicrosoft Windows、Xbox One、Xbox Series X/S、NintendoSwitch、PlayStation4。
ローカルマルチプレイとオンラインマルチプレイで4人まで一緒にプレイすることが可能。
略称は「マイクラダンジョン」「マイダン」「MCD」など。
ある所に、出会った全ての者に拒絶されたという人物が存在していた。
しかし、彼は偶然にも非常に強大なアーティファクト「支配のオーブ」に遭遇。オーブの指示に従い力を得た彼は、「邪悪な村人の王」となり、復習のため邪悪な村人を指揮して世界各地の村を襲った。
それにただ一人(最大で4人)立ち向かうのが「英雄」ことプレイヤーであった。
プレイヤーは「キャンプ」を拠点にステージを攻略する。本家と違い、クラフトや採掘、建築という要素はなく、戦闘に重きを置いたダンジョンクローラーと称するゲーム進行になっている。
チュートリアル兼キャンプとなる「イカ海岸」の村を奪還してからは、マップの東側に見える邪悪な村人の王の本拠地「ハイブロックホール」へと合計7つのステージを経由して進行する。
ステージごとのプレイヤーの最終目標は、ステージのゴールにたどり着くことである。ステージによっては途中で「村人を救出する」「敵の奇襲を退ける」といったサブミッションがある場合もある。その道中で多くの敵に遭遇するため、敵や道中にある宝箱からドロップする装備などで武装を固めることが重要である。
武装には多くの種類があり、「近接武器」「遠隔武器」「防具」「アーティファクト」に分けられ、その中でも個性の分かれる様々な武器が存在する。アーティファクト以外の3つにはレア装備である「ユニーク」属性の付いた装備が存在し、これらは何かしらの特殊な性質を持っている。
メイン画像の少女が着ているのは「残り火のローブ」という防具であり、周囲の敵を炎上させてスリップダメージを与える「火傷」エンチャント効果が付いている(後述)。
また、一部のステージ内には秘密のマップが隠されており、見つけることができればシークレットステージが解放される。
これとは別に、秘密の祭壇が存在しており、すべて起動すると...?
プレイヤーは剣や斧などの近接武器でいつでも攻撃が可能であり、矢があれば弓かクロスボウの遠隔武器で攻撃が可能。防具そのものには防御力を付与する能力はなく、体力そのものを増加させる。アーティファクトは何らかの特殊能力を持つアイテムで、3つまで使用でき、クールダウンが存在する。いずれにも耐久力の概念は存在しない。レベルの概念はなく、装備のパワーがそのまま強さとなる。ある方法を除いては装備のパワーを上げることはできない。ドロップ装備のパワーはステージの難易度設定が高いほど高くなる。
プレイヤーは「回復のポーション」を常時携帯しており、使用すると体力を回復できる。使用するとクールダウンが発生する。
特定条件で敵を倒すことで得られる「ソウル」というアイテムがあり、一部のアーティファクトの機動に一定数が必要。また、一部のエンチャントに関わって来る。基本的に「特定条件」とはこれらソウル絡みの装備を付けているときであるので深く考える必要はない。
アーティファクト以外の装備には最大でレベル3までの「エンチャント」を施すことができ、本家の「ダメージ増加」とほぼ同じ「鋭利」から本家では釣り竿のエンチャントだった「幸運の海」、矢が3本ではなく5本に増えた上に弓にも付けられるようになった「マルチショット」、完全オリジナルの「クールダウン」など様々な種類が存在する。
中には一定確率で矢を消費しない「無限」や敵の遠隔攻撃を確率で弾き返す「偏向」などの初心者から上級者まで役に立つエンチャントや、体力が満タンの時に攻撃力が増加する「臆病」や体力が減少する代わりに攻撃力が上昇する「無謀」などの上級者向けのものも存在する。
エンチャントには敵を一定数倒すことで手に入る「エンチャントレベル」が必要。
一方の敵は、本家でも登場したゾンビやクリーパー、ヴィンディケーターなどの敵モブがそのまま登場。エンチャンター(後述)やネクロマンサーなどオリジナルのモブも存在する。何故かアンデッドも日光下で活動している上に邪悪な村人と手を組んでいるようだが...深く気にしたら負け。
いずれも何らかの方法で攻撃してくるため、見つけたら早急に討伐したい。後半になるとうじゃうじゃ出て来るので、いかに効率よく殲滅するかが重要だ。
中にはエンチャントされたモブがおり、移動した場所が発火する「炎の道」や攻撃を受けると加速する「ラッシュ」はまだいい方で、高難易度になって来ると遠距離攻撃を弾き返す「偏向」や一定周期で電撃を発生させる「帯電」などで一気に苦しくなる。中には確率で攻撃力が3倍になる「クリティカルヒット」や地面に叩きつけられて大ダメージを負う「浮遊射撃」などを扱う個体もおり、下手をすると為す術なくやられかねない。
邪悪な村人「エンチャンター」は他モブにエンチャント効果を与える能力を持つが、こちらにとって明確に危険なエンチャントは使用しない。温情。
中には、体力ゲージが設定されたミニボスが出現する時もある。エンダーマンやスケルトンホースライダー、略奪隊のリーダーなどが存在。ステージによっては終盤でボスも出現し、エヴォーカーやレッドストーンゴーレム、壊れた大釜や名も無き者などが登場。このうちエヴォーカーとレッドストーンゴーレムは後半のステージではミニボスに格下げ。
難易度によって強さが変わるため、高難易度用の装備で低難易度に挑めば、ラスボスを一撃で倒すなどのちょっとした無双ゲームが可能。
カボチャ草原
まだ侵略されていない最後の村に辿り着き、警鐘を鳴らすことが目標。
警鐘を鳴らすと襲撃が発生し、エヴォーカーがボスとして襲来する。
シークレットステージ「王の隠れ家」のマップがある。
メインバイオームはサバンナ。
湿っぽい沼
邪悪な村人の王に加担するウィッチを壊滅させるのが目標。
終盤で「壊れた大釜」そのものが襲い掛かって来る。
シークレットステージ「湿っぽい洞窟」のマップがある。
メインバイオームは湿地。構造物「ウィッチの家」もモデルか。
レッドストーン鉱山
不審な行動をする邪悪な村人の偵察と村人の救出が目標。
最深部でレッドストーンゴーレムが出現し、これを撃退してゴールすれば勝利。
メインバイオームは山岳と巨大洞窟。一部に廃坑の要素を含む。
サボテン峡谷
アンデッドの王が眠る寺院を捜索するミッション。
ゴール直前に大きな雑魚ラッシュが発生するがボスは存在しない。
メインバイオームは荒野と砂漠。最後にはまんま本家の砂漠の寺院がある。
これら4つは同時に解放され、どこから攻略するかはプレイヤー次第。
燃える鍛冶場
レッドストーン鉱山のクリアで解放。
発見された破壊兵器ごと鍛冶場を吹き飛ばすという少々物騒な任務。
レッドストーンゴーレムだけではなく、レッドストーンの怪物がボス。
メインバイオームは雪の降る山岳と巨大洞窟。
砂漠の寺院
サボテン峡谷のクリアで解放。
アンデッドの王「名も無き者」の討伐がミッション。
当然最後に戦闘になるが、戦闘後もゴールまでやや敵が多く配置されている。
また、道中に多くのトラップが仕掛けられている。注意すること。
シークレットステージ「地下寺院」のマップがある。
ハイブロックホール
これまでの全てのステージを攻略すると解放。
邪悪な村人の本拠地「ハイブロック砦」に強襲をかけ、王を討伐することが目標。
何度も奇襲を受ける上にやたら長い。途中でルートが分岐するなど、最終戦らしいダンジョン。
シークレットステージ「アンダーホール」のマップがある。
玉座に辿り着くと、邪悪な村人の王と直接戦闘...にはならず、手下たちとの雑魚ラッシュ。
邪悪な村人の王は既に逃げてしまい、プレイヤーはラストダンジョンへと進む。
黒曜石の尖塔
雲の上に存在する本当のラストダンジョン。
ハイブロックホールの上層に位置するいわば天守閣であり、邪悪な村人の王と最終決戦が行われる。
道中もスケルトンホースマンを除いたミニボスが勢ぞろいし、奇襲が複数回行われる。
激闘の末に邪悪な村人の王を倒すと、支配のオーブの力が暴走。
邪悪な村人の王は「エンダーの心臓」となって暴れ狂う。
ぬるい攻撃しかしてこなかった王と違い、こちらは攻撃力が凄まじく、装備にもよるが接触すると多段ヒットにより1秒足らずで死ぬ攻撃を絶え間なく浴びせて来る強敵。
エンダーの心臓も討伐することで、画面が強く輝いて戦闘が終了。
開いたゲートの先にいる彼に話しかけることで、ステージクリアとなる。
支配のオーブは砕け散り、英雄は邪悪な村人の王に対して優しさを示した。
その後、彼も共に悪が打ち負かされて世界が救われたことを祝っている。彼も支配のオーブによって操られていたのか目的が捻じ曲がったのかは解説がないため不明だが、とにかく大団円でゲームは終わりを迎えた。
と、思われたが...?
ハードモード
高難易度モード「アドベンチャー」が解放。
砕け散ったオーブが自身を再構成し、再び邪悪な村人の王が立ちはだかる。
パラレルなのか同じ時間軸なのかは明らかになっていないが、おそらくifか同じ出来事と思われる。
これをクリアすることで、最高難易度「アポカリプス」への挑戦が可能。
アフターストーリー(DLC)
支配のオーブの脅威はまだ残っていた。飛び散った欠片の中で、より大きく強力な6つがオーバーワールドに影響を及ぼしていた。
プレイヤーはそれらが飛び散った「島の領地」及び「異空間」へと向かい、これらの欠片を完全に破壊するのが目的となる。
第二弾"Creeping Winter"
「忍び寄る冬」。寒冷地の島を冒険する。
オーブの影響を受けた「邪悪なレイス」が冬を終わらなくしている。
ストレイとイリュージョナーが参戦。
第三弾"Howling Peaks"
「荒れ狂う頂」。山岳の島が舞台。
頂上の聖域にオーブの影響を受けた「テンペストゴーレム」が存在。
ラヴェジャーがようやく登場。
第四弾"Flames of the Nether"
「ネザーの炎」。ありそうでなかったネザーが舞台。
今までのアップデートとは一線を画す手の込みようで、多くのステージが追加された。
シークレットステージの中にシークレットマップがあるなど、探索のし甲斐もある。
同時に「古代狩り」というモードが追加された。エンチャントが施された強力なモブを探し出して倒すという高難易度ミッションで、報酬は追加エンチャントが施された「黄金装備」。
最強の装備を探し求めるためには周回が必須。
第五弾"Hidden Depths"
「未知なる深海」。島ではなく海洋と海底神殿が舞台となる。
潮に流されたオーブの影響を受けた「古代のガーディアン」がボス。
酸素ゲージが追加されたり、弓矢が低速になったりと少々異質。
漸くトライデントが登場したが、遠隔武器扱いで使い捨て。おまけに何故か爆発する。
また、何とトロピカルスライムがEarthから再登場。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL:Minecraftの主要BGM「Halland/Dalarna」は今作のキャンプのBGMのアレンジである。
なにか分からないことがあったらコメントで。