概要
OpenGLとはOpenGraphicsLibraryの略称で、クロノス・グループの策定した3DCGライブラリの仕様である。
特徴
歴史が古く(1992年から)、オープンな仕様であるため対応プラットフォームが非常に多く、AndroidやBlenderのようなモバイル端末から大規模なシステムまで広く使われている。
欠点は、高レベルなAPIなのでDirectX(というかDirect3D)のようなローレベルAPIに比べると速度が落ち、しかも対応プラットフォームが多いので小回りにかける部分があり、ゲームのようなパフォーマンス優先の用途で見劣りするということ。クロノス・グループもこの欠点は認識しており、OpenGLを補完するVulcanというAPIを出している。
関連API
本ライブラリの姉妹APIにOpenML(メディアストリーミング)、OpenCL(異種ハードウェアの並行演算)、Vulcan(低レベル3DAPI)がある。
HTML5に組み込まれたWebGLは本ライブラリのサブセット版である。このほか、モバイルデバイスでの動作に特化した「OpenGL ES」というものもあったが、OpenGLに統合された。