概要
1998年に小室哲哉がプロデュースするアーティスト専用のレーベルとしてニューヨークにて設立。
当初は小室の自費製作によるインディーズレーベルであった。その為SME傘下(1999年2月)になるまでは、Sony Music Entertainment(Japan)Inc.のままで表記されていた。
作品第一弾はTRUE KiSS DESTiNATiONの「Precious Moments」で、SMEのレーベルとしては鈴木あみの「Nothing Without You」である。
SME傘下になった3ヶ月の1999年5月31日に、当レーベルに関する記者会見が小室と丸山茂雄社長と五藤宏専務(故人)の同席のもと行われ、活動方針や所属アーティストなどを紹介したタイミングで、TM NETWORKが当レーベルで活動をはじめることが発表された。小室曰く、「全ての環境が整った」とのこと。
そして1999年7月22日にTRUE KiSS DiSCレーベルより「GET WILD DECADE RUN」をリリースした。
同年夏にはキャンペーンを行い、クイズに答えたり商品を購入するとフォード・KAや、TKレーベル入りのポケットボード、ヘッドホン、オリジナルキーホルダーがプレゼントされた。
2000年夏にTM NETWORKとKiss Destinationが、当時小室が力を入れていた『Rojam Entertainment』に移籍する。この背景には同年春に小室とソニーが対立してしまい、
小室がRojamに移籍した関係で、小室がメンバーとして所属している2グループも移籍した経緯がある。この影響でTMは春にアルバムリリースとツアーを控えていたが、没となった。
最後に所属していた鈴木はRojamに移籍せず引き続きTRUE KiSS DiSCに所属していたが、事務所との契約トラブルにより新曲のリリースが出来なくなってしまい、翌年5月発売のベストアルバム「FUN for FAN」と先述のビデオクリップ集のリリースをもって、当レーベルは活動休止となった。
レーベルロゴ
当レーベルに使われているロゴは、エイサップ・ファーグの実父であり、ショーン・コムズのバッド・ボーイ・レコードのロゴを手がけたデザイナーであるダロルド・ファーガソンが担当した。
当レーベルでリリースされた作品は、SMEのサウンドロゴSMEのサウンドロゴ(現在の一個前のもの)に加えてCMのエンディングにTRUE KiSS DiSC専用のサウンドロゴが使用された。発足時から2000年4月まではスピーカーに口紅でロゴを描くもので、2000年5月から2001年7月まではwww.truekissdisc.comとレーベルロゴが表示されたものを使用していた。初代,2代目
ちなみにビデオロゴは、SMEJ Associated RecordsやTRUE KiSS DiSCは表記せず、Sony Music Entertainment(Japan)Inc.と表記された。TRUE KiSS DiSCのロゴに関しては映像の最後に流れていた。
所属していたアーティスト
・TM NETWORK - gaball screen→avex trax→GT musicの順に移籍
・小室哲哉
・宇都宮隆
・木根尚登
・Kiss Destination - ポニーキャニオンのフライトマスターに移籍
・Ring
・甲斐よしひろ - bloom labelに移籍
・白竜
・566
・Y.U.M