概要
USB Implementers Forum(USB-IF)が2013年に発表した「USB 3.1」で制定されたUSBの規格。
従来のUSBは1つのホスト機器(パソコンなど)に多くのデバイス(周辺機器)がぶら下がるというコンセプトであった。ホスト側は「Type-A」、デバイス側は「Type-B」という端子形状が定められ、Type-A同士またはType-B同士の接続はできなかった。
しかし、Type-CはType-C端子同士の接続が可能となった。さらにHDMIやDisplayPort、Thunderboltなどのプロトコルにも対応し、映像の入出力などにも対応している。名前こそUSBであるが、もはや、本来のUSBとは別物と言って良い。ただし、同じUSB-C端子・ケーブルでも電源供給能力や転送速度はまちまちであり、Altarnate Mode対応と非対応のものが混在するなど、混乱をもたらしている面も大きい。
EU(欧州連合)は2024年までに全てのデバイスの充電端子をUSB Type-Cに統一するという法案を可決している。