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USIMカード (Universal Subscriber Identity Module Card)または、UIMカード (User Identity Module Card) は、GSM携帯電話で使われているSIMカードをベースにして拡張された第3世代移動通信システムのうち、W-CDMA (UMTS) 方式用に用いられるカード。特に区別せずにSIMカードと呼ばれることもある。


概要編集

電話番号などの個人情報はUIMカードに書かれているため、交換することで別の携帯電話機でも利用することができる。国外などで通信方式の違う国際ローミングの場合でも対応電話機へUIMカードを入れ換える(プラスチックローミング)ことで利用できる。


具体例編集

FOMANTTドコモ)のFOMAカードやドコモUIMカード、SoftBank3G(ソフトバンクモバイル)のSoftBank3G USIMカード、イー・モバイルのEM chipなどのW-CDMA機(ドコモUIMカードは、LTEサービスであるXi対応機)で使われる。ソフトバンクモバイルの場合は、利用端末や契約形態によって数種類のカードに分けられている。


MVNO事業者の場合、独自のUIMカードを発行するケース(ディズニー・モバイルのディズニー・モバイルUSIMカード等)とMNOと同一のもの(2010年9月以前のWILLCOM CORE 3GのFOMAカードなど)を採用する事業者が存在する。


参考・R-UIMカード編集

CDMA 1X WINauKDDI / 沖縄セルラー電話))のauICカードは、CDMA2000方式とGSM方式のデュアルであることから、R-UIMカード (Removable User Identity Module card) としてUIMカードとは区別して呼ばれる。また、国際規格としては、CDMA仕様のSIMカードとして、CSIMカード (en:CDMA Subscriber Identify Module) と呼ばれるものがあり、これにGSMでも使えるようにしたものが、実質的にはR-UIMカードといえる。


一般的に、W-CDMAが使えるかCDMA2000が使えるかの違い以外の差異はそれほど無いものの、厳密には異なる仕様となっている。

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