概要
WebP(うぇっぴー)とはGoogle社が2010年に発表したラスター画像形式である。
JPEG・GIF・PNGの置き換えを目的とし、非可逆圧縮と可逆圧縮の両方に対応、透過画像やアニメーションもサポートする。ウェブ上では次世代静止画像圧縮形式(WebP、JPEG2000、JPEG_XR、JPEG_XL、HEIF、AVIF)の中では最も普及している。
特徴
元々は2009年にGoogleに買収されたOn2 Technologiesが開発していたもので、同社の動画コーデックVP8の技術を静止画向けに応用して作られた。同じくVP8(およびその後継のVP9・AV1)を利用した動画コンテナフォーマットがWebMである。
コンテナ形式としてWAVやAVIでも使われているRIFFが採用されている。
2019年にWebPの次世代の画像形式として、AV1の技術を静止画向けに利用して作られたAVIFが策定された。こちらはWebPよりもさらに高い圧縮効率を誇るほか、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応していることが特徴である。
2024年4月現在、WebPをはじめとする次世代静止画像圧縮形式の画像をpixivに投稿することはできない。