概要
MPEGの動画コーデックであるH.265 / MPEG-H HEVCの技術を静止画に応用したファイルフォーマット。
基本的にJPEG後継として設計され、JPEGと比較するとおよそ半分のファイルサイズで同等の画質とされる。JPEGにはない特徴として、HEIFは可逆圧縮や、ハイダイナミックレンジ(HDR)に対応している。また、GIFのような透過画像やアニメーションもサポートする。
Apple_Inc.が2017年のmacOS High Sierra以降とiOS 11以降でサポートしている。iPhoneはカメラの設定でフォーマットを「高効率」に設定するとHEIFで保存され、「互換性優先」に設定するとJPEGで保存される。
WindowsはWindows 11の更新プログラムであるバージョン 22H2以降でサポートしている。
競合はGoogleがVP8動画コーデックを応用して開発したWebPである。WebPはインターネットで広く使われているという強みがある一方、HEIFはソニーやキヤノン、ニコンなど大手各社のデジタルカメラの多くが対応しているという強みがある。