はみ出したい ん~変われないの 自由型のいい子は好き放題
その塩梅 も~わからないの
優しいふりしてただ焦ってる
音楽情報
作詞・作曲:渡辺翔
編曲:奈須野新平
概要
『学園アイドルマスター』のアイドル・姫崎莉波の第1弾ソロ楽曲。
学マスの楽曲では珍しい恋愛ソングで、曲調こそオシャレかつセクシーで大人びた印象だが、歌詞を抜き出して見ると一変。
実は「意中の相手にアプローチしたいが今の関係から踏み出すこともできず、それでも諦められずにアピールを試みてしまう」複雑でじれったい、等身大な、年頃の女の子らしい乙女心を歌った曲とわかるようになっている。
その一種の二面性は「お姉さんであることを望まれてそう振る舞おうと努力する、一見大人びているがその実年相応な少女」である姫崎莉波というアイドルの人間性と魅力が「はみ出したい」という象徴的なワードと薄井氏の類稀なまでの歌唱力により見事に表現されており、まさに彼女の最初の持ち歌に相応しい一曲と言えるだろう。
一度挫折を味わいプロデューサーと再会するまで夢を諦めようとすらしていた莉波にとってこの曲が制作されたことは望外に喜ばしいことだったようで、その気に入りようはまだ歌詞のないメロディーだけの状態で渡されたこれをついその場で口ずさんでしまうほど。
また他の第1弾ソロ楽曲は各アイドルのプロデュース方針に合わせてプロデューサーが発注しているのに対し、この曲は作詞面で莉波の意見・要望が大きく反映されており、莉波はこれを「自分の気持ちの結晶で自分そのもの」とまで語っている。
関連動画
余談
普段からプロデューサーを異性として意識している様子を見せている彼女がここまでストレートな恋愛ソングを歌ったことは後続の『L.U.V』共々ユーザーに彼女を学マス随一のPラブ勢と認識させるには充分だったようで、「はみ出したい」というフレーズもそのまま莉波のファンネーム「はみだし隊」の由来にもなっている。
が、当のプロデューサーはこの曲で表現されている感情が自分に向けられているものとは微塵も思っていないらしく、「より感情を乗せて歌うために恋愛を経験したい」と(おそらくかなり勇気を振り絞って)デートに誘ってきた莉波に対し恋愛を扱った少女漫画100選を用意するとあまりにも斜め下の対応を見せ、莉波を心底驚愕・落胆させた。
他アイドルのプロデュース時の担当アイドルへの異常なまでの理解力と察しの良さはどこに行ったんだと言わんばかりのこの一幕は「少なくとも莉波をプロデュースしているときの学マスPはクソボケ」だの「本当は莉波の気持ちに気づいているが応えてしまうと莉波(と自分)の夢を叶えられなくなるのですっとぼけている」だの、散々な印象をユーザーに与えるに至っている。
なお、初星コミュでの「学園内の構造を完璧に把握しているはずのプロデューサーが道に迷い、そこに莉波が現れる」という展開から莉波を「『弟くん』を自分と二人だけの空間に閉じ込める空間支配系スタンド能力『クラムジー・トリック』の持ち主」とするネタが一部界隈で存在している。
とはいえ、莉波は積極性はともかくたとえ意中の相手だろうと誰かを罠に嵌めて術中に追い込む類の強かさの持ち主では(良くも悪くも)ないことは彼女をプロデュースしたプロデューサー諸兄は言われるまでもなくご存知のことだと思うので、あくまでネタはネタとして、常識と良識の範囲で楽しむべき(同様に、この手のネタに過剰反応して不快感を露わにするべきではない)ことは覚えておくべくだろう。
関連タグ
登場作品 | 学園アイドルマスター |
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歌唱担当キャラクター | 姫崎莉波 |
姫崎莉波ソロ楽曲 | clumsy trick / L.U.V |
姫崎莉波ユニット楽曲 | キミとセミブルー |
学マス第一弾楽曲一覧 | Fighting My Way / Luna say maybe / 世界一可愛い私 / Fluorite / 白線 / Wonder Scale / Tame-Lie-One-Step / 光景 / clumsy trick / The Rolling Riceball / 小さな野望 |