1976年にカリフォルニア・ゴールデンシールズが本拠地をカリフォルニア州オークランドからオハイオ州リッチフィールドへ移転したことで誕生したチームであったが、1976-77シーズン、1977-78シーズンのどちらも大差で地区最下位に終わりプレイオフ進出を果たせなかった。また観客動員も振るわず、バロンズ移転前のシーズンまでクリーブランド圏を本拠地にしていたWHAのクリーブランド・クルセイダーズよりも人気面で劣っていた。
成績と興行の不振により、バロンズのオーナーは、同じく財政難に陥っていたミネソタ・ノーススターズを買収し、両チームを合併することを画策する。NHLの理事会も「2チームが同時に潰れるよりはマシ」と考え、この合併を承認。1977-78シーズン終了後、ノーススターズに吸収される形となってバロンズは消滅した。
この時の合併話を纏めたバロンズのオーナー(ジョージ・ガンド3世)は、1991年にサンノゼ・シャークスの創設にも関わることになる。
また、バロンズの消滅によりNHLのチームを失ったオハイオ州には、2000年のエクスパンションでコロンバス・ブルージャケッツが創設されている。