1966年、『ねじ式』などと同じく青林堂の漫画雑誌、月刊漫画『ガロ』に掲載された。
夢をモチーフにした前作『ねじ式』と比較して本作はオカルト要素が強く前世やドッペルゲンガーといった観念をイメージさせ、つげ作品の中でも特段に暗い恐怖作品に仕上がっている。
補足
小学館の文庫版などでは「つんぼ」「おし」といった差別用語が削除・改変されており、これによって作品の持つ価値や効果が著しく損なわれたとされている。
『ガロ』の発売元である青林堂の後継会社、青林工藝社が2018年に出版した『ねじ式 つげ義春作品集』ではセリフ修正前のものを読むことができる。