概要
時は1999年。
JRAは馬券の拡大馬連「ワイド」(3着までの2頭の組み合わせ)の販売を開始した。そのキャンペーンキャラクターとして起用されたのが、かつて中央競馬で善戦し、3着の割合が多かったことから「ブロンズコレクター」と呼ばれて人気を博した元競走馬・ナイスネイチャである。
ワイド馬券の販売開始告知ポスターでは、実際にナイスネイチャが「ワイド」と書かれた紙を咥えた写真が使われた。これは、ワイド導入後であれば馬券に絡んでいたであろう馬の代表格としてなのだろう。
これにより、「ワイドを咥えたナイスネイチャ」のイラストにこのタグが付されるようになった。
- ちなみに、写真の左下にはナイスネイチャの現役時代の戦績が書かれているのだが、そこにはナイスネイチャが勝利したGⅡ・GⅢレースに混じって、有馬記念(GⅠ)3着の文字が続けて3つ書かれている。これは、ナイスネイチャが1991~93年の有馬記念で3年連続で3着になったことに因むものと考えられる。
やがてウマ娘が製作されると、ウマ娘のナイスネイチャが現実のポスターのように「ワイド」を咥えているイラストが投稿されるようになり、イラストはほとんどがウマ娘関連である。
繰り返し言うが、史実でナイスネイチャがワイドを咥えたのは引退後である。