概要
物語の舞台である修智館学院の生徒会副会長を務めている。
文武両道かつ容姿端麗で、学院で最も人気がある女子生徒。
性格は常に好奇心旺盛でまっすぐ。一度何かを始めると周りを顧みずに突き進むため「突撃副会長」とも呼ばれる。
その正体は吸血鬼で、吸血鬼としての能力が表れる際には目が赤くなる。だが、彼女は吸血行為を好ましく思っておらず、特別に用意されている輸血用血液を飲むようにしている。
主人公である支倉孝平が学院で最初に出会った人物で挨拶も兼ねて彼に握手しようとするも手に触れかけた瞬間、突然謎の過剰反応を起こしてしまう。だが、それ以降は彼と関わっても特に問題なく接している。
実は彼女が学院に入ったのは本編の1年前で、それまでは母の意向で実家から外に出たことが殆ど無かった(所謂「鳥籠の中の鳥」で「渡り鳥」と称される孝平とは対照的だった)。学院に入ることが出来たのは卒業までにある存在を作るという条件付きで母と約束を交わしていた為であった(その真実を知れるのは彼女のルートだけである)。
生徒会長の千堂伊織は兄だが実兄ではない。彼女が知っている情報によると東儀家から生まれた赤子が時折、突然変異で吸血鬼として産まれることがあるらしい。その為、伊織とは年齢がかなり離れている。
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この先ネタバレ
母と交わした条件を満たさなければ二度と屋敷の外に出ることが出来ないというものだったが瑛里華は他人を不幸に至らしめるその行為をする気など毛頭なかった。
彼女の「通常ルート」ではビターエンドを迎えてしまうが「真ルート」では彼女の過去及び千堂家にまつわる謎と同時に彼女の出生について判明する。
兄の伊織からの情報で東儀家から吸血鬼が生まれるのは偶然ではなく母の千堂伽耶が東儀家の赤子に「蒼い珠」を飲ませることで意図的に吸血鬼の子を作っていたことを知る。瑛里華の実の両親は誰なのかは彼女自身は最後まで知ることは無かったが、血筋での本当の兄は同じ生徒会の一員である東儀征一郎であることが判明した(そして彼の妹である東儀白とは姉妹関係)。
その後は千堂家と東儀家の問題を解決すべく行動を開始した孝平によって得た真実と自身の想いを母の伽耶に伝えきったことで和解を果たすことが出来た。その後、伽耶の意思により、瑛里華を吸血鬼たらしめる要因であった「蒼い珠」を体内から消滅させることで人間に戻ることになる。