いつしか"拳獣"と呼ばれるようになった それがボクです
この"拳獣"リカルドもまた特異体質でね
概要
漫画「TOUGH 龍を継ぐ男」に登場するキャラクター。
宮沢鬼龍の息子であり、長岡龍星、悪魔王子と並んで本作の「龍を継ぐ男」の1人。
母親はマリアンという娼婦で、彼女を「ママ」と呼んで愛している。
しかし、鬼龍への心酔からマリアンは「鬼龍が殺せと言ったら躊躇することなく私だって殺すだろう」と語っており、リカルドも鬼龍を継ぐ存在になることに固執している。
ルックスは長髪イケメン系。
口調はやや慇懃無礼とも言える部分がある。
ロシアで人体改造を受けた過去があり、筋力も体重も見た目をはるかに上回る。
先天的にしなやかで強い節骨を持ち、加えてロシアで心臓以外の臓器も全て取っ替えられた魔改造を施されている。
「ふーん ガルシアの心臓を覚醒させてもこの程度の威力なんですね…」
更にはドーピングまで投与されていて、遅筋で血液中の酸素を自在に増やして代謝機能を高めたり、筋肉増大の抑制を司る「ミオスタチン」の阻害薬を打って驚異的な瞬発力も獲得。
その結果、痩せ型の体型でありながら150キロに及ぶ超重量級の体重を収めている。
さらに灘神影流の武術も習得しており、拳獣の二つ名にたがわぬ圧倒的な戦闘能力を持っている。
その力はあの突然変異の心臓により特異な力を持つ悪魔王子と互角以上に立ち回るほどであり、対策をしていたとはいえ28号が劣勢だったトダ―を機能停止に追い込んでいる。
あまりに強いので普段は能力の解放を制限されており、全能力を解放できるのはマリアンの許可があった時など稀である。
しかし能力を半分以下に抑えた状態でも、パンチ一発でギャングくらいなら骨ごと粉砕させるほど凄まじいパワーを持つ。
全能力解放ッ
動向
ドラゴン・ラッシュ終盤に唐突に場面転換した先のブラジルで登場。スマホで試合模様についてマリアンと会話しながら帰路に付いていると、チンピラ二人を連れたシウバがあの試合では不完全燃焼として絡んできたが、自分に向かってくるシウバの拳を自慢の拳で逆に粉砕。
ピストルを構えだしたチンピラ二人にも引き金を引くより早く打撃で撃退し、能力の半分も引き出さずに三人を無力化する鮮烈なデビュー戦を果たした。
後日、キャプテン・マッスルことメルニチェンコが長年煩わされていた幻魔をついに取り除いて貰えるとして海外より来日し、空港から悪魔王子の元へ喜び勇んで行こうとしていた所を強襲。
顔面に強烈なパンチを見舞って昏倒させ、病院送りにしてしまう。
奪ったキャプテン・マッスルのマスクを着用して悪魔王子と落ち合うが、メルニチェンコでない事はバレバレだったらしくそのまま交戦。
あの悪魔王子を相手にして完全に圧倒した。
悪魔王子お得意の幻魔拳さえも幻魔邀撃拳でカウンターし、渾身のタックルは150キロの体重で受け止めきり、技術とフィジカルの両方で優勢に立っていた。
逆に心臓を殴る事で"ガルシアの心臓"の覚醒を促しつつリカルド側も全能力を解放して迎え撃つが、密かに二人の戦いを観戦していた鬼龍に止められた事で停戦。
悪魔王子のことを「兄さん」と呼び、再戦を約束しながら去って行った。
その後、鬼龍の血を引くもう一人の息子である長岡龍星と勝負すべく、エリア52の跡地を来訪する。
敷地内を巡回していたトダーに阻まれるが、鬼龍から予め対処法を聞いていたため交戦。
超音速パンチを避けつつ首のケーブルを引っこ抜く事で無力化し、なんと生身の人間で初めてトダーに勝利した。
その後は龍星と交戦する。
圧倒的な実力で龍星を追い詰めるも、乱入してきたDー51による奇襲で肩の肉をえぐられる大ダメージを負う。
しかし介入を拒んだ龍星とお互いボロボロのまま決戦を行う。
戦いのさなか自身がギャングに襲われ瀕死になった際、鬼龍からの輸血で命をつないだ記憶を思い起こし奮起、再び戦いを優位に進める。
しかし
「フン迷惑だな 所詮淫売の子だ俺には関係ない」
なんと本当は輸血していたのは鬼龍ではなくマリアンだったのだ。
う…嘘やろ…こんなことが こんなことが許されてええんか
勝負自体は引き分けに終わったが、両親への情は未だ変わらない模様。
その後はキー坊らとラーメンを食べたりして日本で過ごしている。