概要
普段は巫女服をアレンジしたような服装の美少女であるが、妖怪としての姿が現れると外見こそほとんど変わらないものの、表情が変わり何かに飢えたかのように紅茶を欲して探し回るという妖怪である。紅茶を猛烈に欲して探し回ること以外は人畜無害といわれており、紅茶を与えると無邪気に喜んで元の美少女に戻る。
要するに
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する艦娘の一人である金剛が紅茶を猛烈に欲しているネタイラストにつけられるタグ。
金剛(艦娘)のキャラ設定の元である旧日本海軍の巡洋戦艦「戦艦金剛」が英国ヴィッカース社に発注して建造した艦なので、「英国生まれ」という事と「英国人が無類の紅茶好き」という事から生まれたネタ。
なお英国人にとっての紅茶は、日本人にとってはお米のような存在である・・・
英国は水質事情が悪いのだが水を沸騰させて作る紅茶には適している。また1日2食が普通だった国であったことからもティータイム文化が広まったと言われている。
ちなみに日本人が英国の水を飲むとお腹を壊す人も普通にいるとの事で、紅茶を飲みたがるのもやむをえない国である。
ちなみに
紅茶は元々茶葉を発酵させたもので、生の状態から煎じたものが緑茶である。
厳密には紅茶には高木のアッサム種、緑茶には低木のジャパニーズ種が適しているが、ジャパニーズ種で紅茶が作れないことはない。つまり紅茶は日本で自給可能なのだ。
戦時下の日本でも茶葉に困ったという話はほとんど聞かない。
(むしろ軟水が多い日本と硬水が中心の欧州では、適した茶葉やブレンドが異なるので欧州の茶葉をそのまま日本の水で淹れてもおいしい紅茶が出来るとは限らない)
なお輸入品しかないコーヒーは事欠いたそうだ。
「戦時中、日本は物資統制下におかれ国民は困窮した」と言われがちだが、これは誤りとは言わないまでも妥当とは言えない面もある。
むしろ国家総動員法制定から太平洋戦争中盤の昭和17年中頃までは戦時特需で、世界恐慌の後の需要不足が解消しきれていなかった状態からしたら、はるかに景気はよかったのである(戦争が始まると軍需物資の大量生産が必要になり、一気に需要不足が解決するわけである--これは同時期のアメリカ合衆国やドイツも同じ)。むろん戦時下であるから贅沢品など統制される物資はあるし、労働力不足のために諸々のサービス水準が低下したりするわけだが、ほとんどの人々は日々の食事に事欠いたりすることはなく、都市部では一般市民が外食する余裕さえあったと言う。
それが一気に悪化するのは昭和20年に入り日本近海に機雷が大量投下されて、外地との交通および内航海運が遮断されたためである(アメリカ軍による飢餓作戦。当時も今も、内航海運の重要性は非常に大きい)。満州や北海道でとれた米や小麦を本州に満足に運べない有り様では、戦争継続どころではない。そしてもしこの飢餓作戦と並行して鉄道の破壊が効果的に行われていれば、東京大空襲などの戦略爆撃がなくても日本は降伏していたとされる(国鉄職員の必死の努力もあって、終戦時まで全国の鉄道網は機能していた)。
そして意外にも「電力が不足した」という話もない。これは戦前の日本のベース電源が水路式の水力発電だったためである。だから沿岸部の火力発電施設をB-29で爆撃しても電力網をストップさせることはできなかった。いかに縦深のない日本の国土と言えど内陸部の水力発電所をピンポイント爆撃するのは、米軍と言えども(低高度では日本の戦闘機は十分に強かったので)自殺行為でしかなかったのでやらなかった。