「あたしをお呼びかい、ジェネラルシャドウ?」
「いいともさ。シャドウ様の為とあらば、どんな事でも」
TV本編より
「シャドウ様、ようやくお目覚めのようですわよ?」
仮面ライダーSPIRITSより
CV:瀬能礼子
概要
34、35話に登場したデルザー軍団の改造魔人の1人にして、ジェネラルシャドウの腹心の部下でもある魔女。妖女ゴーゴン(メドゥーサ)あるいは蛇の精の子孫とされており、「イヒヒヒヒヒッ…」と不気味な笑い声の様な感じの気勢を上げる。
その為シャドウが自身をトランプのキングで顕すのに対し、彼女はトランプのクイーンで顕していた。
(自分の仕組んだ事とは言え)足の引っ張り合いで幹部が次々にストロンガー=城茂に倒されて行く状況に焦ったシャドウが軍団の戦力補強とストロンガー抹殺のために「魔の国」より直接指名した実力者。
女性怪人なだけに格闘戦はあまり得意ではないが、特殊能力と策略に優れた万能型の魔女で幻術や催眠術を得意としている。
歴代シリーズ屈指の強敵シャドウの腹心だけにかなり高い実力を持つ猛者で、策略だけで茂を瀕死の重傷に追い込んだり多彩な能力を巧みに使い敗北一歩手前まで追い詰めたりしている。
人物像
由緒ある伝説の魔物の子孫で構成されるデルザー軍団の中で、ただ一人魔物の血を引いていない。
その為に血統に強い拘りを持つ狼長官を始め一部の改造魔人達から「成りあがり者」と蔑まれている。
その様な経緯から自身を重用しているシャドウに心底惚れており、彼の為ならば命を投げ出す覚悟を持つ。
※尚一説によれば彼女がデルザー軍団では唯一「爵位」や「役職」に相当する称号を持たない理由は、元々地位の低かったシャドウの為に棄てたからとされる(本来は他の軍団員をも遥かに凌ぐ地位に居る「魔の国」の王侯貴族であったらしい)。その事からも彼女とシャドウの絆の強さや愛情の深さなどが窺い知ることが出来る。
能力
幻術・催眠術・赤い鱗を使った洗脳・蛇への変身等多彩な能力を有する実力者であり、その頭脳と合わせて幾度もストロンガーを苦しめた。
また用心深く周到な面もあり、死の一歩手前まで追い込んだストロンガーの復活を見越して蛇に化けさせた配下の戦闘員を潜り込ませたりストロンガー対策に後述する特殊金属製のマントを用意した事もある。
反面直接戦闘能力は大した事が無く、専用武器としている鞭による攻撃はストロンガー相手にはやや力不足気味。
最期
ストロンガーとの直接対決で特殊金属で編まれたマントを被せ、ストロンガーのエネルギーを奪い絶体絶命のピンチに陥らせる。
しかしエジプトからマシーン大元帥を追って来た風見志郎=仮面ライダーV3が救援に駆けつけた事で形勢逆転、ピンチを脱したストロンガーに猛反撃を受けてしまう。
想定外のヘビ女の窮地に駆けつけたシャドウはV3を足止めするが時既に遅く、エネルギー不足をチャージアップで補ったストロンガーの放った『超電大車輪キック』の直撃を受け絶命した。
基本的に強気な発言の目立つ茂だが前述の様に何度も苦しめられたからか彼女を「恐るべき敵」と評している。
仮面ライダーSPIRITSでの活躍
ジェネラルシャドウ共々暗闇大使の繰る時空魔法陣により復活を遂げ、前回の敗北の復讐を兼ねた挨拶代わりとコピータックルを使ったシャドウのの不意打ちのサポートをする。
その後しばらくは姿を見せなかったがサザンクロス体内においてシャドウと共に再生メガール将軍やデッドライオン、そして恐らく岩石大首領本体が見守る中で修復を終えたらしいマシーン大元帥・磁石団長・ヨロイ騎士の目覚めを見守った。