概要
コウモリの特質を備えたオルフェノク。西部劇に登場するガンマンのような姿をしている。
人間態はサングラスをかけた男性。
0.4秒で4発の連射を可能とする鉄鋼弾を撃つガンスリンガーで、ダブルアクションによる射撃ながら高い命中精度を誇る。また、両肩の鎌は鋭い切れ味を持つブーメランとしても使用できるなど、飛び道具による攻撃を得意とするヒットマンである。
戦闘力
彼を語る上で欠かせないのはその戦闘力の高さ。一般怪人であるにもかかわらずめっぽう強いのである。
幹部格ではないが、不意打ちとはいえファイズとホースオルフェノクを同時に相手にして(二人共戦い慣れしている実力者であるにもかかわらず)互角以上に渡り合い、その後も乾巧の仲間達を幾度となく窮地に陥らせた。さらにもし自分が叶わない相手と出くわした場合は人質を取って切り抜けるという機転の良さも兼ね備えている。
オルフェノク全体を見てもその実力を高く評価しているファンは多く、一般オルフェノクの中では最強クラスの実力者と言っても過言ではない(巧など人間として生きようとしているオルフェノクやエラスモテリウムオルフェノクは除く)。
はっきり言って後半からはライダー達に苦戦することが多くなっていたロブスターオルフェノクやセンチピードオルフェノクよりも彼のほうが強いように見えた視聴者も多いだろう。
活躍
スマートブレイン社長である村上峡児からの命令で警察のオルフェノク研究機関に協力する役割を担い(村上は人間が自分達オルフェノクに一体何が出来るのかを知るためにあえて警察に協力していた)、木場勇治と長田結花の捕獲及びオルフェノク研究機関にとって邪魔な人間である沢村刑事の抹殺に協力した(いずれも結果的には失敗したが)。
その後、人間態で相方のオルフェノクと自動車を直していたところを運悪くオルフェノクの王と遭遇してしまう。相方のオルフェノクを捕食され、恐怖から逃走。その後、王を体内に宿している鈴木照夫を襲い、駆けつけた海堂直也と三原修二の変身したデルタを圧倒する。しかし巧が助けに現れたことで形勢は逆転し、最期はアクセルフォームとなったファイズになす術なく敗れ灰化した。
ちなみにオルフェノク形態の時は常に無言でいかにもヒットマンのような雰囲気を醸し出していたのに対し、相方のオルフェノクと共に自動車を直していた際には相方に「おぉい、まだかぁ?」とどこか間の抜けた言い方で声をかけるなどオルフェノク形態での雰囲気からは想像できないようなどこかコミカルな面を見せた。