「時こそ来たり、我がジンドグマの時代が来たぞ!」
演/加地健太郎
概要
元々ドグマに属していたが、何だかの理由(意見の対立?)により途中でドグマから分裂した勢力で結成されたとされるジンドグマの支配者。
その正体はB26暗黒星雲から地球侵略に為にやって来た宇宙人であり、その姿は機械化された歌舞伎姿を連想するような容姿で、性格は(とてもそうは見えにが…)冷酷非情で、人間よりも機械を絶対的に信じており、自らの体の大半を機械化するほどに機械のもつ冷徹な部分を愛している。その為か、彼の率いるジンドグマ怪人たちは四大幹部を除き、すべて機械(器物や物など)がモチーフの怪人で構成されているものと思われる。
また「稲妻電光剣」なる超強力な切れ味を持つ刀を守り刀として携帯している。
ドグマから主導権を奪うためにドグマの神聖な動物がカラスであることを利用して、カラスの姿をしたスパイ「クロウ」を送り込み、テラーマクロを謀略により暗殺する、スーパー1と初めて対峙した際、冷静に「まだまだワシに挑むにはまだまだ早い」と言い放ち、力の鱗片を見せ付けながら一蹴する、四大幹部たちを率い、互いに競わせることで非情な暗躍を次々に結構させる機械のような冷静さと非情さを見せるが、時に幹部連中が起こす子供じみた功名争いには呆れた表情を見せることや、自分たちの協力者のために仮装パーティーを開き労うなど、完全に人間味が無いという訳ではない。
その真の姿は多頭蛇のジンドグマ超A級怪人サタンスネークと呼ばれる奇しくも、ドグマの守護神カイザーグロウ(鳥)と(天敵同士という意味で)対を成す蛇型宇宙生命体であり、配下の怪人たちとは違って生物を模した怪人であった。
また、後に彼もバダン帝国総統(大首領)の先兵の1人だったことが判明する。
常時、四大幹部の立案した地球侵略計画を傍観し、任せっきりにしていたが、度重なるスーパー1の妨害により永延と侵略計画が進まないため、さすがの彼も我慢の限界になり、怒りが頂点に達し、遂に第46話にて四大幹部たちに最後通知を通達すると同時に自らも全戦に赴くことを決意する。
そして続く第47話、魔女参謀から富士の樹海に再建された国際宇宙開発局で宇宙船「ジュピタースーパー1号」が完成したとの報告を受け、(おそらく)自らが発案した「ジュピタースーパー1号」を強奪し、これにジンドグマの新型爆弾を搭載し、これを使って宇宙から地球を攻撃、一気に地球を征服するという最終作戦を決行する。
魔女参謀と共に国際宇宙開発局を襲撃、「ジュピタースーパー1号」奪い取り、ついでにスーパー1を始末するため開発局内部で待ち構える。
そしてやって来たスーパー1を罠にかけ、空気のない真空の密室に閉じ込めて窒息させようとするが、スーパー1が元々は宇宙開発の為に製作された改造人間だったという事実を知らなかったという間抜けにも程がある(ドグマから主導権を奪う際ちゃんと引き継ぎや下調べをしなかったのだろうか?)致命的なミスをしてしまい失敗。
本来の姿であるサタンスネークとなり最後の勝負に出るがあえなくスーパー1の前に敗れ去ったが…。
仮面ライダーSPIRITS
仮面ライダーSPIRITSにおいてバダン帝国総指揮官「暗闇大使」がバダン総統(大首領JUDO(ジュドー)/スサノオ)より与えられし能力「時空魔法陣」により魂の無い傀儡として復活‼。北陸地方の制圧を担当する。
石川県・医王山前においてスーパー1の前に姿を現した後、富山県・富山湾で交戦中、結城丈二=ライダーマンがバダンの「時空破断システム」をコントロールするために新たに開発した新アーム「コントロールアーム」で一時的に制御化に置かれたJUDOが繰る精神イメージの竜の導きで東北地方にスーパー1=沖一也共々飛ばされてしまい、一時行方をくらます。
その後、描写から推測するに、かつて考え方の違い(?)から袂を別れた帝王テラーマクロと協議し、スーパー1妥当の全権限を彼に譲り渡し、しばらくの間は静観していたようだが、再生カイザーグロウと交戦中のスーパー1の前にカイザーグロウを支援するため三度出現、再生カイザーグロウと融合し「毒の牙と翼の融合」怪人(正式名称不明)となり最後の決戦に挑む。
余談
「稲妻電光剣」、守り刀とはいうものの、スーパー1が彼に止めを刺すのにしようした曰く付きの剣になってしまったため、バルムンクやノートゥング、仮面ライダーBLACKのサタンサーベルのような魔性の剣ともいえるのかもしれない…。