概要
『仮面ライダーBLACK』に登場した秘密結社ゴルゴムの聖剣。
最初は剣聖ビルゲニアが創世王の導きにより決死の行動でその封印を解いたが、シャドームーンが復活すると、サタンサーベルをビルゲニアから奪い取った。奪い返そうとしたビルゲニアはシャドームーンに一刀のもとに斬り捨てられ、以後はシャドームーンの武器となる。
キングストーンと共に創世王の証とされ、怪人を一撃で葬る威力を持った強力な剣である。またシャドームーンと同じ世紀王である仮面ライダーBLACKも使用する資格を持っている。ただの武器として使うだけならば、ビルゲニアの様に世紀王以外でも可能であるが、世紀王が呼べばそちらに飛んでいってしまう。
ビルゲニアはビルセイバーと併用することで「サタンクロス」という技を使用し、シャドームーンと同様に剣先から光弾を発射したり、また時計回りに回転させて自分と杏子、南光太郎を採掘場に移動させるというシャドームーンが使用しなかった技も披露している。
剣としての切れ味は凄まじく、使用者の技量によっては驚異的な破壊力を示す。
シャドームーンが使用した時は、初対戦時はライダーキックを跳ね返し、バトルホッパーの体当たりすらも防ぎきったビルゲニアの盾・ビルテクターを真っ二つにした。また、剣先から強力な矢尻状のビームを放ったり、相手を空中で拘束し投げ飛ばす反重力ビームも放つこともできる。また、光線の類は例外なく吸収し、増幅して撃ち返すという戦法も使える。
最終的にBLACKが手にした際には、ロードセクターのスパークリングアタックすら防いだ創世王のバリヤーを突破し、止めを刺すのに用いられた。
ビルゲニア、BLACK、シャドームーン(続編のRXで死亡)、そして最後は創世王と、劇中における重要人物の多くがサタンサーベルによって命を奪われており、ある意味呪いの魔剣である。
最終決戦後、南光太郎が空に向かって投げ捨てると、そのまま光となって消滅した。
武器としてはバトンタッチ形式で、ビルゲニア→シャドームーン→BLACKと使用された。
仮面ライダー 正義の系譜では、ヒルカメレオンに対して投げつけていた。
かつての世紀王であった邪眼も世紀王の証と言っていた事から5万年前も使われていた事がうかがわれる。
ちなみにスーパーヒーロー作戦ダイダルの野望ではライダーの章終了後にアイテムとして入手可能。
仮面ライダーBLACKSUNでは創世王を守る剣として登場。終始ビルゲニアの武器として使用される。デザインは原典を継承しながらも刃が緩いカーブを描いていたり持ち手に紫の紐で柄巻きされていたりと日本刀の意匠が散りばめられている。
剣の切れ味は相当のものだが、硬さはそれ程でも無いらしく劇中では突き刺した際に抜けなかったことから、ビルゲニアによってへし折られた。
創世王を守るということは逆に殺すことも可能だとされており、これが物語に終止符を打つ最後の鍵となった。
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