概要
1971年公開の「夢のチョコレート工場」の前日譚とされるオリジナル映画。
2005年に公開された「チャーリーとチョコレート工場」とは原作が同じ以外の関連性が無いので注意。
工場創立前のウィリー・ウォンカの若き姿が描かれている。
2023年12月15日全米公開。日本では当初は日米同時公開の予定だったのが、1週間早い12月8日に変更された。
あらすじ
発明の天才にしてチョコレートの魔術師、ウォンカが夢見たのはチョコレートで有名な町に、世界一のチョコレート店を作る事。
ところがその町は、チョコレート店の新規開店は御法度の、夢見る事を禁じられた町だった…
そんなある日、ウォンカのチョコレートを盗む〈小さな紳士〉ウンパ・ルンパを発見!
それから、誰も想像できない物語が始まったー。
登場人物(一部ネタバレが記載されているので注意)
ウィリー・ウォンカ:(ティモシー・シャラメ)
自分の店をいつか開店することを夢を持つ青年。母との約束を果たすために町にやってきた。
天涯孤独な身でありながら、常に笑顔と前向きな思想を持つ努力家。また魔法のようなチョコレートを作る腕とチョコの味は極上であるため、その才能に嫉妬したチョコレート組合からの妨害を幾度なく受けることになることになるが、ヌードルやミセススクラビットの元で働かされている従業員たちと共に力を合わせる。
ヌードル:(ケイラ・レーン)
ウォンカが宿泊した宿屋の従業員の少女。孤児であるところを偶然拾った悪徳宿屋を営むミセススクラビットとその相方ブリーチャーにこき使われている。また本好きであるため、いつか本がたくさんある家と唯一の出生の手掛かりである指輪の持ち主であった自分の母に逢いたいと願っている。チョコレートを口にしたことが一度も無く、読み書きができないウォンカにチョコレートのお礼として字の勉強を教える。実はチョコレート組合の一人アーサー・スラグワースとは親戚であり、彼によって母親と引き離されてしまったがウォンカの助力によりついに再会することができた。
ウンパ・ルンパ(ヒュー・グラント)
ウォンカのチョコレートを盗む小さな紳士。
元はウンパ・ランドという島の住人であり、カカオ豆の見張り役だったが、居眠りをしてしまい、偶然にも材料調達のために島に上陸したウォンカに大半のカカオ豆を(4つである)取られ、失態を犯した罪で仲間からカカオ豆を千倍にして取り戻すまで追放処分を受けることとなった。冷静沈着で島出身ではあるが発明家であり、またチョコレート組合から妨害を受けるウォンカにやり返せとアドバイスを与えるなど気にはかけていた。終盤にてウォンカと協定を結び窮地を救った。
チョコレート組合
本作のウォンカの宿敵。実業家でありながら常に三人で行動しており、経営力と立場で夢を見ることを禁じるなど現実主義で偏屈な面を持ち人を見下している。利益を優先し、チョコレート中毒者である神父に賄賂を贈り、教会の地下に設立した隠れ家で不正な取引を行っている。町にやってきたウォンカ独自の発想と才能を妬み、直接手を汚さないで同じくチョコレート中毒者である警察所長とスクラビットとブリーチャーを操り卑劣な手を使ってウォンカを妨害するが、ウォンカと仲間たちにより目論見がバレ破滅を迎えた。
アーサー・スラグワース
チョコレート組合の一人、リーダー格の存在でかなりの切れ者で冷酷。
実はヌードルの叔父であり、遺産を独占するために姪のヌードルを母親から引き離した。
プロドノーズ
チョコレート組合の一人で眼鏡をかけた男性、
つかみどころのない性格で思ったことを口に出やすい。
フィクルグルーバー
チョコレート組合の一人の男性。
飄飄とした性格であるが「貧乏人」という単語が嫌いで聞くと吐き気に悩まされる。
ミセス・スクラビット
宿を営む女性であるが、悪徳宿屋で宿泊した客から高額な料金を支払わせる。
用心棒であるブリーチャーと共に悪事を働いており、支払いが滞っている客を監禁し労働させている。
ヌードルの育ての親であるが頭のいい彼女を嫌い、常にこき使っている。
ブリーチャー
ミセス・スクラビットの用心棒。スクラビットと共に悪徳宿屋を経営しており、ヌードルを虐げている。
ウォンカの母
ウィリーウォンカの実母。故人。
生前は船でレストランを営んでおり、誕生日にはウォンカにチョコレートを作るなど愛情深い。