概要
神様気取りのミゼルに対抗するべく、オーディーンの後継機として山野淳一郎博士らLBX開発チームと世界中から寄せられたLBX戦闘データを基に産み出された、山野バン専用のLBX。当然世界に一つしかないオーダーメイド。
本来開発チームが作り出したのはアキレスD9であるが、このLBXは大空ヒロ機となったため、改めてバンの使用機として制作された。
アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。機体色はほとんど銀一色。オーディーンの基本的レイアウトを踏襲しつつも、ジェット戦闘機をイメージした鋭角的な外観を持つ。
エネルギー源としてエターナルサイクラーを搭載しており、恐るべき出力とパワーを誇る。アキレス・ディードと同じく通常形態での飛行が可能。更に可変機構によって戦闘機に変形することで音速を超えるスピードを発揮する。戦闘機モードでは急激な方向転換など、超スピードでの驚異的な旋回能力を持つ。素のスペックも今までのLBXとは次元が違い、一瞬にして遠く離れた場所へジャンプで移動出来、あまりの反応の速さにバンが操作しきれないほどである。
基本装備は歴代バン機伝統の武器である槍「リストレイター」と盾「ネオビームガーダー」。どれもオーディーンを思わせるデザインである。
一時的に機体性能を高めるトランザム的システム「WXモード」が使用可能。
必殺ファンクションは無数の光の剣を降り注ぐ技・「グロリアスレイ」。
更にアキレスD9と力を合わせることで合体必殺ファンクション「ダブルレイウイング」を発動できる。この際にはエネルギーを黄金に光り輝く不死鳥のように纏い相手に突っ込むという、豪快かつド派手な演出がなされる。
初陣であれだけ苦労したベクターをものの数秒で撃破する戦果を上げ、アキレスD9と共に人類の希望のLBXとしてオーレギオンに立ち向かう。
LBX列伝ではそのまま使い続けるヒロと違い、バンの意思で封印される。
その代役を務める機体として「アキレスⅡ」が開発される。
しかし、予想外のLBX「ディ・レギウディア」の襲撃もあり、
破損したアキレスⅡに本機のパーツを組み込んだ「アキレスⅡカスタム」が作られることになる。
各部に本機の装甲を付け足すだけでなく、
背面には本機の「腕を除く上半身」で構築された新たな飛行ユニットを装備するというかなりインパクトのある機体になっている。