基礎データ
※スカイスキン:使用するノーマルタイプのわざが、威力、追加効果等はそのままでひこうタイプになり、わざの威力も1.3倍上昇する。
容姿
メガシンカによって、全体的に体が大きくなり、ハサミがさらに大きくハサミの周りの突起物も鋭くなった。背中から翅(はね)が生えた。
また、進化前でも鋭かった眼光が、さらに鋭く血走ったような眼光になった。
…とても怖いです。
どちらかというと本来のモデルであるクワガタムシに近くなったので、フォルム的にはメガシンカした時の感動は薄めだったりする。
概要
『ポケットモンスター X・Y』(第六世代)に初登場したポケモン。
初代からの古参ポケモン・カイロスがメガシンカした姿。
メガシンカしたことで、ひこうタイプが追加され新特性「スカイスキン」を獲得した。
空を飛べるようになったが、飛ぶ速度は速くはない。そのかわり自分の10倍以上の重さがあるものもつかんだまま、軽々と飛び回ることができる。
当初は、ただのステータス強化の特異な特性だけ注目され普通の印象であったが、その特異な特性であるスキン系の真価が判明したことで、一気に注目度が上がったポケモンの一つ。
なお、この特性のおかげで長年のライバルであるヘラクロスにはめっぽう強い。
そのせいで長年差をつけられていたヘラクロスへの憎悪によるメガシンカとネタで言われることも少なくない。
前述の血走ったような目つきも相まって「へラクロス絶対殺すマン」や「ヘラコロス」といったあだ名まで頂戴してしまった。
…コラ、そこストーンエッジやロックブラストで返り討ちとか言っちゃだめ。
とはいえ、もしヘラクロスと対面したならば素早さの都合上先に行動できるため、
相手がきあいのタスキ以外の持ち物ならば必ず倒せるのだが。
ゲーム上の特徴
種族値
HP | A | B | C | D | S | 合計 | タイプ | |
カイロス | 65 | 125 | 100 | 55 | 70 | 85 | 500 | むし |
メガカイロス | 65 | 155 | 120 | 65 | 90 | 105 | 600 | むし・ひこう |
上昇値 | 0 | +30 | +20 | +10 | +20 | +20 | +100 |
ステータス面では攻撃と素早さが特に大きく伸び、ひこうタイプが追加された。
最大の特徴は、新特性の「スカイスキン」。ノーマルタイプの技をひこうタイプの技として放てるXY時点ではメガカイロス専用(ORASでメガボーマンダが追加)の特性である。
その上で、タイプ補正とは別に1.3倍の上昇補正が受けられるという凶悪っぷりである。
(これは他のスキン特性も同様なのだが)
もちろんメガカイロス自身もひこうタイプなのでタイプ一致補正がかかる。
「おんがえし」(最大威力)だけでも102×1.3×1.5=198.9という威力(因みにタイプ一致「ブレイブバード」以上の威力かつデメリット無し)が出る。
先制技である「フェイント」や「でんこうせっか」ももちろん特性の範囲内である。
もちろん代名詞「ハサミギロチン」もひこう技と化す。これにより特性「がんじょう」以外で「ハサミギロチン」が無効に出来ない事になる。
ひこうタイプは軽減される事はあっても無効化されるタイプが無いのも大きい。
習得タイプの都合上いわタイプやはがねタイプに一致技が通りにくい為、サブウェポンとしては「じしん」「インファイト」などの相性補完のできる技が候補となる。
欠点としてはやはりひこうタイプ追加によるいわタイプの攻撃が4倍弱点になる事か。
特にステルスロックを撒かれると最大HPの半分が削られるのでHPは奇数である事が望ましい。
幸い上述サブウェポンで対応できる範囲なのが救い。
また、タイプの相性上物理耐久が高いはがねタイプポケモンを苦手としており、特にがんじょうエアームドを呼びやすいが、メガシンカ前のカイロスがかたやぶりを持っているため、あえて最初のターンでメガシンカさせずにハサミギロチンで強引に処刑してからメガシンカするという選択肢があるのも強み。自身の強さだけでなくメガシンカ前の性能もうまく利用すれば相手にプレッシャーを与えられるだろう。
ちなみにスカイスキンが適用される技の中で最大火力を発揮できるようになるのはすてみタックルだが、第三世代でのみの教え技なため、「インファイト」や「でんこうせっか」、「フェイント」等の第四世代以降の遺伝技や夢特性じしんかじょうと両立することはできない。