ヤマトンとは
『ウルトラシリーズ』のヤマトン
特撮番組『ウルトラマン』の没脚本「侵略基地を砕け」に登場予定だった怪獣。デザインは成田亨。TV放映時に雑誌『ぼくら』に連載されていた一峰大二版には正式に登場している。
後に『ウルトラセブン』に登場するアイアンロックスはこのヤマトンのリメイクである。
漫画版での活躍
種別は軍艦怪獣。
ヤマトンは徳之島沖に沈没した戦艦大和の残骸に無数の群体生物(フジツボやカキなどをイメージしてくれたらよい)が合体して生まれた怪獣であり、戦艦大和にワニを無理矢理合体させたようなデザインになっている。
砲門はすっかり錆びついているせいか漫画内では一発も撃っていないが、最大の能力は磁力を発生させることで、戦車や戦闘機をやすやすと吸い付け、しまいにはペシャンコに押し潰して自らの鎧にしてしまう。何十年にもわたり海底の鉄分を纏い続けたため、全身は鋼のように固く、ウルトラマンの打撃もまるで通じず「私が戦った中で一番頑丈だ」とまで言わしめた。磁力と鉄の鎧のせいで、スペシウム光線も効き目が無かった。
(再現画像)
その巨体と磁力によりウルトラマンを苦しめたが、最後はそのでかすぎる身体(戦艦大和は全幅39m、全長263m)がアダとなり、口の中に入り込んだウルトラマンに体内に侵入され、胃袋の中でスペシウム光線を撃ち込まれて木端微塵に吹き飛んだ。