演:鈴木拡樹
概要
おそらく名前の由来は原典でブレイドに変身した剣崎一真からと思われる。
「BOARD」のスペードのAランク社員。
叩き上げのキャリアによって現在の地位まで上り詰めたため、プライドが非常に高い。さらに社長から与えられたボーナスを眺めて満足そうな顔をするなど一見仮面ライダーとは思えない面を見せるが(士曰く「仮面ライダーサラリーマン」。まあ正しいっちゃ正しい)、アンデッドを倒すことよりも人の命を救うのを優先するなど確かな正義感も持ち合わせている。
活躍
ブレイドとして第一線で戦ってきたが、戦闘中にアンデッドの封印よりも後輩である黒葉ムツキを助けることを優先してしまったために戦闘中の命令違反とみなされスペードの7に降格されてしまう。士がチーフを務める社員食堂に配置転換され料理人として働くが、持ち前のプライドから自分に上から目線な態度をとる士には反抗的だった。
しかしそこでも失敗を重ね、ついに最低ランクの2にまで降格されてしまった。Aランクに返り咲きたい一心でブレイバックルを持ち出しアンデッドを封印しようとするも突如現れた仮面ライダーカリスによってブレイバックルを奪われついにBOARDをクビになってしまう。
そして荷物をまとめていた際に士に0と書かれた社員証を渡されて「どこまで俺を馬鹿にするんだ!?」と激怒する。しかし、小野寺ユウスケから「それは0からやり直せってことだよ」と教えられ士が内心では自分のことを気遣ってくれていると考え、士に対して心を開くようになり、以降は士を「チーズ(チーフ)」と慕い、バイトとして真面目に社員食堂で働くようになり、性格もプライドの高い性格から明るい性格に変わっていった。
そして士と共に鎌田(パラドキサアンデッド)と四条ハジメ(ジョーカー)を撃破。士との別れの際、自分を破壊者と称す士を「違うな。あんたがこの世界を救ったんだ」と讃えた。
その後
「ライダー大戦の世界」で再登場。「ブレイドの世界」が「キバの世界」と融合し、消滅してしまうことを避けるために「キバの世界」へ戦いを挑んでいたところを士達と再開する。この時の描写からどうやら現在は四条ハジメに変わってBOARDの社長を務めているようだ(このためなのか、今回は士のことを「チーフ」ではなく下の名前で呼んでいる)。「本当の敵はキバではなく大ショッカーだ」という士に対し不満を隠さず、当初は大ショッカーとの戦いに参加しようとはしなかった。しかしかつて士に言われた言葉を思い出し、真っ先に士の加勢に向かった。
その後、アポロガイストによって「ブレイドの世界」が消滅すると同時に消滅してしまったが「完結編」にて復活を果たし、他のライダー達と共にドラスに苦戦する士達に加勢した。
心を開いてからは自分の上司として士を慕い、戦いの際には誰よりも先に士に加勢するなど、士との信頼関係はライダーの中ではユウスケに次いで強い人物かもしれない。
余談
- 演じる鈴木拡樹は、ブレイドの変身ポーズを上手くきめるために「剣」本編での椿隆之の演技を何度も見直したという。また、「ディケイド」本編に椿本人が出演した際には歓喜したらしい。
- 上記の通り劇中で士を「チーフ」ではなく「チーズ」と呼ぶシーンがあるが、これは「剣」を代表するネタの一つ「オンドゥル語」のセルフパロディと思われる可能性が高い。