「君たち魔法少女にとって元の身体なんていうのは外付けのハードウェアでしかないんだ」
概要はさっき君が投げて捨てちゃったじゃないか
元ネタは特撮番組『仮面ライダー龍騎』のキャッチコピーの「戦わなければ生き残れない!」。
『魔法少女まどか☆マギカ』において
インキュベーターと契約した魔法少女は、その魂をソウルジェムに変化させられることで、例え心臓が破れてもありったけの血を抜かれても魔力で修理すれば死には至らない不死身に近い肉体を得る。(第6話におけるキュウべぇの台詞より)
しかし、この事は契約した魔法少女達には一切知らされていなかった上、これはこの事実を知った佐倉杏子が思わずキュウべぇに言い放った通り事実上ゾンビにされた=既に死んでいるに等しく、要するに「戦わなければ生き残れない」どころか「戦おうと思った瞬間から既に生き残れていなかった」のである。
キュウべぇ「だが僕は謝らない」
さらに、この事実にショックを受けた視聴者達に追い打ちをかけるかのごとく、魔法少女が限界を迎えた時、ソウルジェムはグリーフシードへと変化して魔女を生み出すということも判明。
つまり、魔法少女という存在は所詮はインキュベーターの目的のための使い捨てに過ぎず、契約した時点でいずれは自分達が戦っている魔女と同じ存在になるということを運命づけられていたのだ。
これもインキュベーターって奴の仕業なんだ。
一見するとネタ要素が強い言葉のように思えるが、実際には魔法少女達の不幸な運命を表しているのである。
では原作ではどうなんだい?
同じ。
『仮面ライダー龍騎』におけるライダーバトルの勝者になるということは、他の12人のライダーをどうにかしてぶっ殺した後というわけであり、殺人犯の汚名を背負ってゲームマスターたる神崎士郎の元に辿り着いても、何も願いはかなえてもらえない。あれは嘘だ。
満足のいく結果が得られるまでタイムベントで時間を逆行させられてしまうだけであり、今までやってきたことは全て徒労に終わる。賽の河原のようなものである。