概要
ポプラ社の児童向け漫画雑誌『プレコミックブンブン』に掲載されていたきむらひろきによる漫画作品。
ブンブンの看板だった『かいけつゾロリ』をモチーフにした作品ではあるが、原作及びアニメとは完全にパラレルになっており、ゾロリ一味とゾロリママ(の幽霊)以外の原作に登場したキャラは出てこない。
ゾロリワールドのお約束として人間ではなく擬人化した動物しか登場してこないものの、一部のヒロインは激烈に可愛らしく、変な趣味に目覚めたちびっ子もいたかもしれない。
物語はゾロリ達が様々な童話や絵本の世界を巡り、回転塔の真っ白い本を埋めていくというどことなく仮面ライダーディケイドや月光条例のようなロードムービーに近い形式になっている。ただし、玉手箱が<<ネタバレのため記述せず>>だったり、桃太郎の正体が<<ネタバレのため記述せず>>だったりと、物語を深く掘り下げたSF的な考察も多く含まれている。竹取物語編なんか誰も想像できないオチだし。
なお、これとは別にアンソロジーとして『かいけつゾロリ4コマ大作戦』と言う漫画が別に掲載されていた。ガンダムとがんばれ!ドモンくんの関係をイメージしていただければよい。
ラインナップ
- ゾロリと浦島太郎(1巻)
- ゾロリと桃太郎(2巻)
- ゾロリと白雪姫(3巻)
- ゾロリの竹取物語(4巻)
- ゾロリと怪盗赤頭巾(5巻)
- ゾロリのおむすびころりん(6巻)
- ゾロリと裸の王様(7巻)
- ゾロリとアラジンと魔法のランプ(8巻)
- ゾロリとジャックと豆の樹(9巻)
- ゾロリと眠れる森の美女(10巻)※廃刊に付き打ち切り