CV:水樹奈々
人物
本作の主人公。対ドラゴン戦闘機関「アルゼナル」の女兵士。 16歳。本名はアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ。
かつてはミスルギ皇国の第一皇女「アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」であったが、兄のジュリオによってノーマであることが暴露され、皇女の身分や地位、本名すらも取り上げられ、全てを失い、「アンジュ」という名の一兵士へと身を堕とされた。
収容施設でもある「アルゼナル」に送られた後、パラメイル第一中隊の一員となり、人型機動兵器「ヴィルキス」のメイルライダーとして異次元から来る巨大攻性生物「ドラゴン」との戦いに身を投じている。
皇女として育てられたためプライドが高く頑固者。その為、アルゼナルで暮らし始めてからも「自分は皇女でノーマではない」と現実を認めようとせず、基地内でも頑なに皇女として振舞い続け、世間知らずなのも災いして他のメンバーと衝突する事が多い。
「身から出た錆」と言ってしまえばそれまでなのだが、両親達からマナが扱えると偽り続けられ、更にはノーマを否定する思想に染められてしまった等、彼女の出生や境遇がある意味不幸過ぎたのも確かである。
その一方で、かつて自身が学んだラクロスのような競技、「エアリア」と同じ感覚と直感により、パラメイルの操縦適正を含めた訓練の成績が良く、早期に出撃することになる。
3話終盤以降に長髪を切り落として「アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」だったかつての自分自身と決別した後は大きく変わったのだが、性格や口調はワイルドで悪い意味で攻撃的になった。
(ちなみに性格自体は10話で「男勝り」とモモカが言ったように、もとからこれだったようである)
「ノーマは人間ではない」という差別意識を改める事はしていないが、6話で追ってきたモモカに対し「私はアンジュ、ノーマのアンジュよ」「ここ(アルゼナル)は人間(=マナ)の住む所じゃない」と突き離すように言っていることから、自分も卑下するノーマに含まれることは自覚した上で言っているようである。
裸同然の姿をとがめられても「虫に裸を見られても恥ずかしいと思わない」と切り返したり、嫌がらせをする同僚を「ゴキブリ」と罵ったりするなど、かつての皇女とは思えないほどの変貌を遂げる。その姿に監査官であるエマ・ブロンソンも彼女の変貌振りに戸惑うほど。
この傍若無人さにより、ヒルダやロザリー、クリス以外にもアンジュを毛嫌いする者は多いが、持ち前の頑固さで大抵のことは返り討ちにしている。
戦闘スタイルもこれに準じており、チームプレイは皆無。さらには手柄を全て攫って行ってしまうため(腕の差もあるが、3回目の出撃ではロザリーやクリスが十数万~数万キャッシュ程度に対し、アンジュは550万キャッシュも得ている)、報酬のほとんどを独り占めする形となって他の隊員との格差が広がり、ますます周囲との摩擦を産むこともなった。
作中では第一中隊のメンバーやタスクとの出会いなどの様々な出来事を経て、アンジュは自分を自分として扱ってくれるのは誰か、そして自分が何の為に戦い続けるのかを理解していくようになり、成長していく。
余談
アニメの次回予告は主に彼女が行うのだが、本編での自身の扱いに対しての愚痴が流れる。(いわゆる楽屋オチ)
監督disなどのメタ発言の混じったギャグが連発され、過酷な本編に対しての息抜きというか唯一の救いになっている。
ただし、そのせいで映像以外は全く予告になっていない。16話の次回予告でにてこれを突っ込むというメタ発言も忘れない。
次回予告が予告として機能してないのは今期のアニメでは割とよくあることなのでツッコミを入れる方がヤボなのかも知れない。
18禁作品でもないのに下の毛の色を指摘されれば、愚痴の一つも言いたくなりますよね。おまえのようなヒロインが・・・いや、公式が病気か。
関連イラスト
関連タグ
クロスアンジュ天使と竜の輪舞 アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ 痛姫
・・・角の有無によって身分差別が行われる星で、皇族に生まれながら角が無い人物が物語のキーパーソンという共通項。なお、4話のジャスミンモールではボルテスVの必殺武器・天空剣が売られていた。プロデューサーによるお遊びとの事。
クロッペン(ネタバレあり)
・・・「クローンへの差別が行われる伝統国の皇族」として育ったが、自身もクローンであることが暴露され母国から弾かれたという共通項。
共通点が多い。
「アンジュ」にちなんだ愛称で呼ばれ、「ドラゴン」がつく名称の槍で戦う。