モチーフ元については雷(駆逐艦)を参照
図鑑データ
「雷よ!かみなりじゃないわ!そこのとこもよろしく頼むわねっ!」
はーい!概要。行っきますよー!
史実ネタで名前と外観が似ているからとよく郵便物の誤配があり、それを意識して電とは双子のように似たデザインを意識しつつ、好対照的な性格になっている。そのため、よくペアで描かれることも多い。
お陰でゲームを始めたばかりの初心者には二人を混同してしまう人もいる上、とうとう公式からの出版物でも間違われた。
改良された私の容姿はどう?……へ?気付かなかったの?ひどーい!
左の髪にヘアピンをつけており、側頭部から飛び出した房が輪を描くように後頭部に流れている独特な髪型と八重歯が特徴。
服装・艤装は姉妹とほぼ共通のものを使用するが、立ち絵では煙突の下に懸架されている錨を右手にもっている。
なによもう、性格は大丈夫なんだから!
活発でおしゃま。押しと気は強いが面倒見も良いという、一種のガキ大将である。
姉妹艦である暁と違って大人だと強がることはないが、一人前の女性として提督には見られたい模様。
人に頼られることを何よりの喜びとしており、どこか依存してほしいと考えている節がある。
提督にはかなり好意的で、なにくれとなく世話を焼いてくれようとする。
提督を気遣ったり励ましたりする場面が多く、常に提督をリードして依存させようとしている。また彼女自身も積極的に提督に必要にされたいと考えている一方、世話を焼くことでしか愛情表現できない不器用さも感じることができるだろう。
その金剛にも負けない積極性から、古くから提督LOVEの一人に数えられている。
「そうそう。もーっと私に頼っていいのよ」
持ち前の明るさと幼い外見とのギャップも相まったその包容力に癒される提督がちらほら。(中の人が同じ艦娘に全ての空母の母がいるのは偶然か、必然か…)
ゆえに、一部では「暁よりお姉さんっぽい」だの「ダメ男が寄ってきやすいタイプ」だの「雷ちゃんマジ天使」、だの挙句の果てには「ダメ提督製造機」などと言われることも。
アニメ版においても概ねこの性格を踏襲しているが、アニメの提督は画面に登場しないため、その世話焼きっぷりは妹の電に向けられている。
余談だが、この「幼い容姿でありながら包容力に満ち溢れている」という雷の特徴がとある総帥の好みに直球ど真ん中ということから、彼女に魅了された提督をそのキャラの名前に提督を付けて呼ぶことが流行り、ついにはとある艦これを特集した雑誌で総帥の迷言を文字った「雷は私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」という煽り文が掲載された。あ艦これ…
「護りたい艦娘」の代表の一人によくあげられる電とは逆に、「甘えたい艦娘」の一人として、最近認知されつつある。周囲をリードする素質に恵まれているのかもしれない。
ただし、ゲーム中では本人のアピールにも関わらず提督からはスルーされることもある。
ちなみに二次創作などではこれらの性格が行き過ぎて、ヤンデレ化してしまったものもちらほらみることができる。
海自にも受け継がれた由緒ある艦名
戦後海上自衛隊でもこの艦名は引き継がれ(ただし読み仮名は「いかずち」ではなく「いかづち」で歴史的仮名遣いである)、三代目「いかづち型護衛艦『いかづち』」(沿岸護衛艦。退役済み)を経て、四代目「むらさめ型護衛艦『いかづち』」(就役中)として、今も日本の海を守っている。
また姉妹艦に必ず「いなづま」がいるのも海軍時代からの伝統である。彼女と電の容姿が他の姉妹よりも似ているのは、そういう背景も含めてのことかもしれない。因みに、雷と電の姉妹関係が逆転したのは当代だけである。
この四代目「いかづち」は現在のジャパンマリンユナイテッド舞鶴事業所で建造され、2001年3月14日に竣工した。現在は同型の「むらさめ」とともに横須賀基地を定係港に持つ。
むらさめ型「いかづち」の擬人化イラスト。
- ちなみにこの四代目「いかづち」、2013年10月に『中国海軍の軍事演習を約3日間妨害』したと中国国防省から名指しで抗議されているが真相は定かではない。
余談
『艦これ』での話になるが、中の人は『艦娘型録』のインタビューで「雷を轟沈させちゃいまして」と語っていた。ちょ…おま…
梅雨時で(天候としての)雷の激しい季節、艦これ運営のTwitterアイコンが雷に差し替わったこともあった。「かみなりよ!いかづちじゃ無いわ!」 なお、似たようなケースで冬の大雪の時にアイコンが吹雪に変わったこともある。
二次創作ではあまり採用されないが、史実ではメシマズエピソードのある艦だったりする。というのも、駆逐艦は冷蔵施設のサイズが小さい事などから食材の保存に難があり、特に気温の高い南方ではそれが顕在化するため、変な臭いのする夕食が出ることなどはザラだったようだ。
南方にいた駆逐艦では特に珍しいことではないが、雷と五月雨は、手記等で度々触れられている。
もっとも、乗員からは「主計兵たちも腕をふるいたくても振るえないのだろう」と同情されていたが……。その証拠(?)に、補給の目処が立った際などに出るお汁粉は、艦内生活での貴重な御馳走として乗員を喜ばせていた。