図鑑データ
「特型駆逐艦…綾波型の「潮」です。
もう下がってよろしいでしょうか…。」
概要、まいります。
特型の二十番艦、綾波型(特II型)の中では十番艦。綾波型の末っ子にあたり、彼女の後は第六駆逐隊でお馴染み、暁型(特III型)になる。
序盤の海域で入手でき、軽巡などが出るまでの戦力として優秀である。何よりモチーフ元が終戦まで生き残ったこともあり、運は平均より高い方なので、駆逐艦としては中盤まで使えなくもないクラス。
常に味方や同僚を気に掛けるような非常に柔和で心優しく、謙虚な性格で、MVPをとると暫く自分の世界に入り込んじゃう無邪気な一面もある。
だが提督に対してはそう積極的ではない、というよりは怖がってるようで、秘書艦にすると常にビクビクしており、こちらからアプローチをするとたまに悲鳴を上げる。
ダイジョウブ、コワクナイヨー…
また、補給時になぜか「これが、これが近代化改装…」と思いきり勘違いをする。改装時の台詞が流用されているからなのだが、どうやら史実では一度も近代化改装を受けていなかった事が理由らしい。ある意味天然ボケ?
なお改装されると「これが、これが近代化改装…じゃなくて、補給ですよね」と区別がつくようになる。
史実では一航戦・五航戦との関わりが深い事からノベライズ「一航戦、出ます!」や「鶴翼の絆」にも登場。何気に出番は多い。
ノベライズ「陽炎、抜錨します!」では第十四駆逐隊に所属している。
潮改二
2014年11/14、渾作戦の開始と同時に、待望の改二が実装された。
Lv60で改装可能となり、対空を中心に防御・補助面で大きく強化される。
なお実装日は、奇しくも80年前、浦賀にて彼女が就役した日でもあった。
より詳しくは潮改二を参照。
史実・他艦との関係
こう見えても第一次上海事変からレイテ沖海戦まで長い間戦い続けてきた武勲艦にして幸運艦。
それ故に僚艦との関係性も広かったりする。
第七駆逐隊の僚艦にして「被害担当艦」
潮は幸運艦だが曙は不幸艦。潮の幸運の代わりに曙がとばっちりを受ける事が多かった。
しかし大破した曙を曳航して帰還させた事もあるなど助けた事もある。
また提督の事をクソ提督呼ばわりする曙だが、潮への恨み言は一言も告げていない。彼女が憎んでいるのは当時の上官や戦争という悲劇そのものであるのだろう。
五航戦姉妹と似たような関係だが、珊瑚海海戦では実際に五航戦を護衛していたが結果は……。
ノベライズ「陽炎、抜錨します!」でも曙との間に確執は存在していたが、彼女の誇りも理解しており最終的には和解する。
太平洋戦争の開戦時には曙・漣の第七駆逐隊として一航戦を護衛していた。全盛期一航戦(=艦これにおける一航戦)の護衛隊とも言える。
なお朧は、太平洋海戦時には秋雲と共に五航戦の護衛についていた。
ミッドウェー海戦にも漣と共に参加して拠点への砲撃を行ったが、南雲機動部隊の壊滅を見届ける事となる。
ミッドウェー海戦の前哨戦、世界初の空母VS空母の珊瑚海海戦に五航戦姉妹の護衛として曙と参加。
幸運艦の妹・瑞鶴と不幸艦の姉・翔鶴という組み合わせは、潮と曙の関係を彷彿させる。
当初は潮は翔鶴の護衛、曙は瑞鶴の護衛につくが戦闘中に入れ替わってしまい、潮が瑞鶴、曙は翔鶴と共に行動する。
幸運艦同士の瑞鶴・潮はスコールにまぎれて敵の追撃をかわせたが、不幸艦同士の翔鶴・曙は敵の攻撃に晒されてしまう。その後、戦線から離脱する翔鶴を追って駆逐艦・夕暮と共に翔鶴を負ったがこの時の潮は性能の限界を超えた40ノットで航行をして翔鶴に付き添っている。
結果、潮は翔鶴を守りきったが曙は翔鶴を守れなかったとして上層部から責任を問われてしまい曙はミッドウェー海戦の参加が果たせなくなってしまう。
瑞鶴視点のノベライズ「鶴翼の絆」においても潮は登場し、瑞鶴との交流が描かれている。
レイテ沖海戦で共に参加。潮は被弾した阿武隈に付き添うように行動を共にしていた。
最終的に撃沈した後の阿武隈の生存者も潮が救助し、マニラまで全員を送り届けた。
そのことが関係しているのか阿武隈の図鑑メッセージは潮への感謝もある。
艦これにおける響は「第六駆逐隊」掛け軸から見る通り、第六駆逐隊として行動している事が多い。
だが、戦争中に暁・雷・電といった姉達を失って独りぼっちになった響は「第七駆逐隊」へ転属している。
第七駆逐隊も曙・漣・朧を失っており、終戦時の第七駆逐隊は響と潮の2隻だけの隊になっていた。
しかし戦争末期の潮は修理中で動けず、潮と響が作戦を共にした事はない。だが潮に装備させられていた主砲などの装備は響に預けられる。
終戦から五時間前、響は米軍の戦闘機に向けて潮から預かった主砲を戦闘機に向けて発射。響が潮から預かった主砲の一射が日本海軍最後の発砲と言われている。
特型駆逐艦を24姉妹と考えれば響にとって潮は23隻もいた自分の姉妹の中でただ1人生き残っていた姉であると言える(同様に潮から見れば響は自分の姉妹の中で唯一生き残った妹)。
ただしこの終戦時の状態の差が2隻を引き裂くことになる。戦闘可能な状態だった響は賠償艦としてソ連に引き渡されることになる。一方機関も損傷し主砲塔も外されたままの潮は価値なしとして終戦翌月に除籍、昭和23年に解体された。
隠れ巨乳
彼女を語る上で外せないのは駆逐艦とは思えないほどの身体の一部分が重装甲を持つことだろう。中破するまでは全く分からない隠れ巨乳であり、軽巡や重巡に引けを取らない(重ねて言うがステータス値は運以外平均の駆逐艦レベルである)
そしてまだ断定はできないが、由来はおそらく熊本県球磨地方のおっぱい神社こと潮神社だと思われる。(神社の御利益は母乳の出が良くなるものとされている)
しかし、同イラストレーターのデザインした艦娘も中々良いもの持っているので、只のロリ巨乳好きなだけと考える説も。
最近は隠していない娘も増えてきたが、相変わらず特型駆逐艦ではダントツ。
ちなみに
1941年12月30日、桂島錨地にて、対潜哨戒出撃中に潮は水深25mで起爆する爆雷を誤って投下した。爆発は起こらず爆雷は報告もなされないまま放置されたのだが一年半後……
なお、当海域の水深は25m前後である。
……という説もあったのだが、調査が進むにつれ内部の爆発が原因であるという結果が出ているので、どうやら冤罪であるようだ。
珊瑚海海戦では中破して離脱する翔鶴を護衛するため駆逐艦夕暮と共に翔鶴を追いかけた。この際に潮は綾波型の性能諸元を超える40ノットを発揮。やったね島風ちゃん、一緒に走れる子がいたよ!
しかしその潮が何故か翔鶴に追いつけない、それどころかどころか引き離され……え!?
夕暮(半泣)「う、潮ちゃーん、翔鶴さんどこまで行っちゃったのー?私たちの護衛、必要無いんじゃないー?」
(なお、こちらも出処は機関室からの報告例だけであり、当時の海面状況や性能改善工事による速力低下などから考えて、恐らく40ノットは出ていなかったとされている。)
余談
潮の艦長になった海軍将校の中で、歴史的に貴重な写真を多く残した艦長がいる。
それは、昭和18年1月に潮の艦長となった神田武夫中佐(後に大佐)である。
この神田大佐、昭和18年にトラック泊地で大和と武蔵が並んだ姿を写真に収めるなど、戦史的に非常に貴重な写真を残している。
また、昭和17年に高松宮宣仁親王殿下附武官として占領地であるフィリピンやマレーを巡察し、その際には愛用のライカで高松宮宣仁親王の御姿を数多く収めている。
この戦地視察後、神田中佐は潮の艦長となり、愛用のライカを常に艦橋に置き、彼のアルバムには艦長自ら撮影した潮の写真が残されている。
潮の艦長としての在任期間は短かったが、潮の性格を考えると、一番心を許し、安心できる存在とも言える艦長だったのかもしれない。
ちなみに、神田艦長が艦橋にカメラを置いた理由は敵艦轟沈の決定的瞬間を写真に収めようというものである……のだが、目当ての決定的瞬間の撮影の機会に恵まれる事は遂になかったという。
神田艦長、写真撮る前に戦闘に集中してくだされ……。
タグ検索について
検索する際「艦隊これくしょん 潮」と検索すると、朝潮型駆逐艦の「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」、さらに「黒潮」も一緒に検索されてしまう(他に少数だが「霰」「霞」の作品の一部にも「朝潮型」タグがついているため拾ってしまう)。
そのためタグ登録する際は「潮(艦隊これくしょん)」にすることを推奨する。
…ただ、それでも「朝潮(艦隊これくしょん)」などのタグは引っかかる。どうすりゃいいんだ。
が、一部の方々に妙に人気な朝潮型の容姿のため、「朝潮型はガチ」というタグが出現、現在朝潮型各キャラのイラストの多くについているので、
「潮 艦 これ -朝潮」で検索すると朝潮型の大半を弾けるようになった。
それでも黒潮は引っかかるが、潮の方が大多数なので気になるほどではないかと思われる。
か…関連イラストを発見しちゃいました。
通常
中破/大破
隠れ巨乳が拝める中破姿のせいか、投稿イラストも中破ものが妙に多い・・・