概要
本来は「人」を表現するために使用する言葉ではない。
また人に使用する場合は「役立たず」を揶揄する場合に使用することが多い。→凡骨?
- 自動車の解体。転じて、壊れかかった自動車。また一般に、使い古したり壊れたりしたもの。(goo辞書)
- ノベルズ型AVGみずいろ(ねこねこソフト)のヒロイン早坂日和ほか、同社のAVGで見られる幼馴染キャラの呼称。
- 上記2の早坂日和の担当声優後藤邑子のニックネームで、上記AVGに由来
- ポンコツ芸人(アメトーークより)のこと。三村マサカズ、上島竜兵、出川哲朗、山崎邦正の4名のくくりによる。
- 『ハヤテのごとく』の登場人物・貴嶋サキのメイドとしてのスキル。
- 萌え属性の一つとして近年広まりつつある言葉。上記2と少しニュアンスが違う模様。下記参照。
ポンコツ属性
「ポンコツキャラ」「ポンコツ属性」「ポンコツかわいい」など、主に女性キャラクターの萌え要素の一種として「ポンコツ」という表現が使われている。カタカナ表記のポンコツのほうが多い。
単純に「どこか抜けた部分のあるキャラクター」を「ポンコツ」と呼ぶ場合もあるが、近年出てきた用例はそれ以外のニュアンスを含んでいることがよくある。具体的には、
- 一見すると優秀そうだったり、ツンツンしていたりクールな雰囲気を持っていたりする人物である。
- だが意外な弱点がある、いざという時に壮絶な天然ボケをかます、実戦で全然実力を発揮しない、テンパって行動と言動がガタガタになる。
- クールを演じようとしているだけで、実は普段からボケぎみのキャラクターだったり。
おおざっぱに言えば、口調や雰囲気にそぐわない間の抜けた部分が目立つ、ギャップを持つキャラクターをポンコツと評することが多くなっている。
2012年ごろから使用例が増えているようだが、最初に誰に対して言われたのか、発祥が上記の概要2と関連性があるのか、なぜギャップのあるキャラクターに使われるようになったのか、経緯・由来は不明。
この時期にはスマイルプリキュアの主人公たちがポンコツと呼ばれていたことが確認できるが、中でも凛とした雰囲気に反し、極端な虫嫌いなどの変な弱点の目立った緑川なおは比較的呼ばれていたようだ。
2012年11月にはニコニコ大百科に「ポンコツかわいい」という記事が作られている。初版では「ガールズ&パンツァーの河嶋桃のこと」として紹介しているが、ギャップのあるキャラという含みを持った用例は緑川なおのほうが古いようである。
萌え属性としての定着度、定義の共有度は不明だが、ヘタに使うと単なるキャラ批判と紙一重であり、使用には注意を要する。