概要
本名はトニー・マラーノ(Tony Marano)。1949年2月19日生まれで、テキサス州在住のイタリア系アメリカ人であり、現在は年金で生活しているという(ステーキハウス経営というのは字幕を作成する際のミスによるデマ)。
プロパガンダ・バスター(Propaganda Buste)を名乗り、youtube上で活動していた。シーシェパードについて語ったところ、それがニコニコ動画等に転載され、日本で有名になったことにより、テキサス親父(Texas Daddy)の愛称で呼ばれるようになった。
近年では事実上の上位互換とも言うべきマイケル・ヨン氏が日本進出を志向しているせいか、若干影が薄いようだ。
最初は主にアメリカの国内問題について語っていたが、途中から外交問題を中心に語るようになり、日本の保守層の意見に近い主張を展開するようになった。
人物
敬虔なカトリック信者で、強硬な反共思想の持ち主であり、自身のチャンネルにて自身の政治的信念に基づき、中国批判、在米韓国人批判、中東批判など様々な情報を発信している(余談であるが、テキサスでは、歴史的に宗教保守派が強い。
なお、日本の保守派とアメリカの保守派の考えは本来かなり違う(特に第二次世界大戦についての考え方)のだが、彼が親日家として日本の保守層の歴史観を代弁するようになったのかについては、動画で『俺が日本を愛する理由』と称してシリーズ化し解説している。
活動
ハンドルネームが示すように、各種プロパガンダにおける誤りや矛盾を出典を示しながら反証し、世論誘導を批判するスタイルが特徴で、日本を擁護する主張が多く、上述のシーシェパードやグリーンピースなどの団体を強く非難している。
また、上述の通り強い反共思想を持ち、中国共産党を始めとする社会主義・共産主義的反自由主義思想や、左翼的リベラル活動に批判的な評論が多く、日本の左翼や極左に対しても同様である。
また、イスラエルに対して肯定的である。
近年話題になった慰安婦問題において、ネット上に上がっていた慰安婦への尋問調書に捏造されたもの多かったことから、ワシントン郊外の『国立公文書館』より正規の手続きで取り寄せた記録文書を調べたところ、朝鮮人従軍慰安婦と呼ばれるのは強制的に連行された「性奴隷」なる種類のものではなく、正規に雇用され日本軍兵士よりも高い給料を得ていた「売春婦」だったことが解ったと主張し、韓国が主張する「軍による強制連行」なる行為は捏造であるとしている。
その公的記録文書は1944年にアメリカ軍が捕縛した朝鮮人慰安婦から事情聴取した記録(日本人戦争捕虜尋問レポート No.49)であり、彼のサイトから閲覧することが可能となっている。
同文書は研究者の間では従来から知られている物であり、吉見義明の『従軍慰安婦資料集』(大月書店)や、1992年7月6日、1993年8月4日に日本政府が公表した史料にも収録されている。
東日本大震災が発生した際には、自らが設立した『テキサス親父船団寄金』を通じて被災地に水や生活用品を届け、オクラホマ州で発生した竜巻による被害の為の募金活動を行うなどのボランティア活動や、「シー・シェパードへの寄付の税金控除を止めさせる為の署名」や、「グレンデール市慰安婦像撤去の為の署名」などの、ホワイトハウスへの様々な署名活動にも積極的に行っている。
グレンデール市に関しては、慰安婦像の頭部に顔が描かれた紙袋を被せて手に小さな日章旗と旭日旗を持たせて記念撮影するという悪戯を行い、その様子を動画にしてYouTubeに投稿したことから大騒ぎになったことがあり、在米韓国人から脅迫状が届き、命を狙われたという。
著書
- 『テキサス親父演説集』飛鳥新社
- 『怒れ!罠にかかった日本人』青林堂
- 『テキサス親父の大正論』徳間書店
- 『テキサス親父、韓国・中国を叱る!』PHP研究所
- 『テキサス親父の熱血講座 日本は世界一だ!宣言』扶桑社
関連イラスト
関連項目
親父 捕鯨 慰安婦捏造 ニコニコ動画 評論家 親日 アメリカ人 ネット保守