東京臨海高速鉄道が管理運営する鉄道路線。
概要
大崎駅から新木場駅まで12.2km(営業キロ)の区間を結ぶ路線。JR東日本の埼京線と相互直通運転を行っている。
もともとは国鉄(→JR東日本)が計画し建設途中だった京葉線の貨物線区間を一部転用する形で開業した。1996年に東京テレポート駅から新木場駅までが先行開業、2001年に天王洲アイル駅まで延伸。2002年12月1日(東北新幹線八戸延伸開業と同日)に現在の区間が全通し同時に埼京線との直通を開始した。
東京テレポート駅から品川埠頭分岐部信号場・東臨運輸区までのトンネルは沈埋工法で建設されたため、断面は四角形をしている。品川埠頭分岐部信号場から先、天王洲アイル駅まではシールド工法で建設されたため断面は円形になる。
国際展示場駅が最寄り駅となるコミックマーケットの開催期間中や、お台場海浜公園駅周辺からよく見える東京湾大華火祭など臨海副都心(お台場)エリアでのイベント時にはかなり混雑する(特にこの両者が重なった時の混雑は地獄の一言。誰が呼んだか「臨界線」)。沿線の開発進行に伴い乗客数も増加傾向が続いており、全線開業後は2007年度まで毎年度営業収益を確保しているが、会社自体の決算は主に建設時の借入金利息負担で赤字だった。2012年決算で経常黒字を確保している。
全線でSuica(及び相互利用可能な各社ICカード)が利用可能である。