はじめの一歩の登場人物・ロシア人ボクサーは→ヴォルグ・ザンギエフ
『レッドサイクロン』や『ロシアの赤き稲妻』などと呼ばれている、投げキャラ・パワーキャラの元祖的な存在。
プロフィール
身長:211cm
体重:115kg
スリーサイズ:B163 W128 H150
血液型: A型
好きなもの:レスリング、コサックダンス
概要
初出はⅡ。重くて遅くて一発がでかい元祖投げキャラ。
スクリューパイルドライバーのインパクトとその吸引力は多くの子供たちの印象に残し、登場して優に10年以上たって様々な投げ技が追加されているが、今でも「ザンギエフといえばスクリュー」というイメージは強い。
ソ連出身のレスラー。見てくれ通りの怪力の持ち主で、レスリングの世界では相手が居なくなってしまったため、ジャンル問わずのストリートファイトに身を投じた。
鍛え抜かれた筋肉を何よりも信じるマッチョの鑑にして、祖国の発展を心から願う模範的ソ連人民でもある。
軽いモヒカンヘアーでムッキムキの筋肉に凄いヒゲと胸毛、いつでもどこでも赤いパンツというすごい格好。体一つで闘っているため生傷も絶えない。
筋肉こそが最も信頼できる武器と考え、一種の美学を持つ彼にとっては、自らの鍛え抜かれた肉体は絶対の自信の源である。
あまりにもマッチョが好きすぎて、痩せたファイターに対しては「もっと食え」と助言したりする。
この通りの有様なので誤解されがちだが、実はただの筋肉バカではなく、むしろモスクワ大学(世界有数のエリート大学で、入るのは東京大学よりも難しい)を卒業したド級のインテリゲンチャである。
しかも、ロシア文学を愛読し、ときにその台詞や文章を引用するという、非常にわかりやすい「インテリゲンチャ」である。移動時や待機時にメガネをかけて読書を嗜む一面を描いたイラストもあるとおり、読書家である。
強靭な愛国心はこちらでも発揮されており、「鍛えても投げても解決しない悩みは、ロシア文学を読めば解決できる」とさえ思っている節がある。
ソ連崩壊後にロシア連邦大統領に就任したゴロバチョフ(ゴルバチョフのパロディ)とは大学時代の同級生であり、Ⅱのエンディングでザンギのためにわざわざ駆けつけて来て一緒にコサックダンスをする等、かなり仲はよい様子。
また、『Ⅱ』の後を描いた公式作品では、日本に帰化して東京都知事選に当選していたりする。
性能
体一つで闘っているため飛び道具に対してとても弱く、特に待ちガイル相手の相性は最悪。
ソニックブームで体力を削られ、空中から飛び込めばサマソの餌食。『しねくそガイル』
しかしシリーズを追う事に飛び道具に対処できる必殺技が追加され、IVではガイル相手に有利が付くようになった。『俺が悪かった、EXバニで抜けないでくれ』
・・・が、スパⅣでは元通りとなってしまい、3DS版ではさらに酷いというレベルではないぐらいに差をさらに広げられている。
マイク・ハガーとの関連性
別ゲームに登場する、同じく元プロレスラーの闘う市長ことマイク・ハガーがおり、技もモロ被りである。あと、ハガーが登場する世紀末プロレスゲーでも観客としてザンギエフがカメオ出演している。
実はアメリカンプロレスを学ぶべくアメリカのCWAに所属した時に同じくCWAに所属のハガーと出会っている。その際に彼からダブルラリアットとフライングボディアタックを伝授されており、お礼としてスクリューパイルドライバーを伝授している。
中の人にも共通点があり、両者とも玄田さんが担当している。
余談
映画『シュガー・ラッシュ』でゲスト出演した際には「俺はザンギエフ、悪役だ」と述介しているが、その後本人が「悪役だからって悪い奴とは限らない」と述べている通り、原作では台詞こそ過激ではあるがベガのような目立った悪役ではない。
あるいはアメリカの実写映画版の設定か。実写映画ではバイソン将軍に騙され、悪人だとは思わずに部下となっていた。しかも給料なし。まさに悪いやつではない悪役だろう。