CV:小林裕介
概要
はるかのクラスメイトで、演劇部所属。
(メイン画像でアンクルロックを極められている側のキャラ)
ノーブル学園の演劇会で「ロミオとジュリエット」のロミオ役に決まり、演出担当の古屋りこに叱られるはるかを優しくフォローし、練習に励む。
しかし演劇会当日、ストップとフリーズに遭遇し、ゼツボーグを誕生させられる。その後立て続けに捕まったりと、2体のゼツボーグに苦戦しつつ何とかプリキュアは勝利。
だが救い出されたケンタは、先程ストップとフリーズから逃げようとした際に転んで足を挫いていた。
このままでは演技に支障が出てしまう。
このとき、はるかの練習相手を務めていてロミオの台詞を覚えていた、部外者であるはずのカナタが代役を買って出ることになり、
彼も舞台を成功させるために背に腹は代えられないということでロミオ役を諦める形でカナタ王子の提案を受け入れることにしようとした。
「世界は誰かの犠牲によって成り立っている」ものなのだ。
だがしかし、はるかは「メンバー全員で舞台を成し遂げる」ことを選択した。
助け舟を出したカナタ王子の提案は素晴らしいが、この提案を受け入れれば本来ロミオ役をやるはずだった平野ケンタ君の努力と苦労が水泡に帰すことになる。
そして、その選択は将来に遺恨を残すことになるだろう。
少し生意気だが…はるかは、どんな形であれ夢や目標を犠牲にする行為は許せないのだ。
メンバー全員の励ましで、一時は諦めていたケンタは怪我を押して舞台に上がる決意を固める。
本番では痛みで転んでしまうアクシデントはあったが、はるかが勇気(アドリブ)で補ってくれたおかげもあってなんとか切り抜け、なんとかロミオを演じきった。
中の人について
担当声優・小林裕介は『プリキュア』シリーズ初登場。
アニメーション声優としてのキャリアは当該回の時点で実質2年程度なのだが、『ウィッチクラフトワークス』『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』『コメット・ルシファー』等で主役を務めており、着実に看板役者としての実績を積み重ねている。
「ロミオ役の担当者」としてはなかなかに絶妙な人選と言えようか。
余談
前作に山崎健太という少年がおり、サイアークの素材になっている。
物語序盤(山崎)か終盤(平野)かの違いはあるが、二作連続で「けんた」が怪物の召喚素材とされる事態となった。
ちなみに中の人同士には「講談社のコミック誌に原作が連載されている、TBS日5枠の前後作品」でメインキャラを演じた、という妙な縁があったりする。